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スーパーヒーロー戦記
第11話 集いし力
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そう言いなのはは本郷から人間蝙蝠の棘を受け取る。
一瞬嫌そうな顔をしたがそんな事言っていられないのが現状だ。
さっさと店の中に入っていった。

「おのれ本郷猛! こうなったら貴様一人でも地獄へ叩き落してくれる! やれぃ!」


人間蝙蝠が叫ぶと戦闘員達が一斉に現れて本郷を取り囲んできた。

「行くぞ、ショッカー!」
「イー!」

奇声をあげながら戦闘員達が襲い掛かってきた。
しかし、それらを物ともせず次々と薙ぎ倒していく。
残るは人間蝙蝠唯一人となった。

「おのれぃ! だが、俺様にはまだ切り札があるのだ!」
「強がりを言うな!」
「強がりではない! 見ろ!」

人間蝙蝠が指差す。
其処は海鳴市から見える海岸であった。
其処の海の一角が突如持ち上がると、その中から巨大なロボットが現れたのだ。

「あれは、機械獣!」
「その通り! 我等が首領はDr.ヘルと手を組んだのだ! 本郷猛よ、これでもまだ我々に歯向かうつもりか?」
「ぐっ…」

本郷は歯噛みした。
如何に改造された改造人間と言えども20mを越す機械獣が相手では分が悪すぎる。
その時、唸りを上げて機械獣目掛けて巨大な拳が飛んでいったのだ。
その拳は機械獣を吹き飛ばすと主の下へと帰っていく。

「な、何だ!?」
「あれは?」

人間蝙蝠と本郷は腕の戻っていく方向を見た。
其処には腕を放ったマジンガーZが居た。

「どうやら間に合ったみたいだぜ」

甲児はそう呟き町を飛び越えて機械獣の目の前に降り立つ。

「やい機械獣! てめぇの相手は俺でぃ!」

マジンガーZが両手を挙げて構える。
それを見て機械獣も奇声を上げながら両手を振り上げた。

「甲児君、援護するぞ!」
「サンキュー! ハヤタさん」

上空からはハヤタの操るジェットビートルが援護をしてくれる。
2対1と言う不利な状況の為か機械獣はおされ気味になってしまっていた。

「おのれぃ、このままではZが悪いか」
「逃がさんぞ、人間蝙蝠!」
「ほざけ、こうなれば貴様だけでも道連れにして死んでやるわ!」

思い切り腕を広げて本郷に掴みかかろうとする。
だが、その瞬間上空へと飛翔して避ける。
その際に強烈な風のエネルギーをベルトのバックルに受ける事により本郷の姿は緑の仮面を被ったヒーロー【仮面ライダー】へと変身したのだ。

「人間蝙蝠! 人々の体と心を操り人々を苦しめるその悪行。決して許さん!」
「貴様に許される必要などない! 今日此処で死ね、仮面ライダー!」
「死ぬのは貴様だ! トゥッ!」

叫びと共に上空へ飛び上がり一回転し、急降下キックの体勢を取る。

「トドメだ、ライダーキック!」

渾身のキックが蝙蝠男に命中する。

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