前の世界
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の肉体を書き換えていく。
緑色の体色を中心とした体が、禍々しい赤に染まっていく。
見滝原の地に封印されている、強大な禍神、ヤマタノオロチ。その力を顕現させ、その身が蛇の肌となる。肩が左右に禍々しく広がっていき、その頭部も蛇に飲まれたように
「ソラ……お前……それは……!」
「君よりも先に、僕は願いを叶える……そのための力さ」
グレムリンの尾の蛇たちが蠢く。
「どうだい? 彼女に似てきてるかもね?」
「お前……人間になりたいんじゃなかったのか……!? 人間を目指すはずなのに、そんな怪物になってどうするんだ!?」
ハルトが叫ぶ。
だが、グレムリンはソラとしての顔を消失させ、ヤマタノオロチの力を露わにする。腰から八つの蛇の頭が浮かび上がり、その肌を突き破る。
見滝原の夜天へ叫ぶ八体の蛇は。
あの魔王ヤマタノオロチを強く思い出させた。
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