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神々の塔
第七十五話 焦る気持ちその四

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「名声も出はじめてて」
「絵も売れる様になってきてたな」
「そうなろうとしてた頃にな」
「自殺したな」
「あと少しやった、画家としてはな」
「才能があったな」
「そや、しかしな」
 それがというのだ。
「性格でな」
「屑はやな」
「それこそどうにもならん」
「今言うてるタイプみたいな禁治産者は」
「禁治産者は性格や行動でなる」
「そや、そしてその禁治産者の中でもな」
 そう区分される者達の中でもというのだ。
「今言ってるタイプはな」
「何度言っても焦って暴走して嘘も吐く」
「こうした対応は反省もせんでや」
 そうでもありというのだ。
「取り返しのつかんことを繰り返して法やルールもや」
「理解出来んな」
「そして信じたらあかん連中をや」
「信じるな」
「もうこうした奴はな」
「どうにもならんな」
「そやから何度言うても焦る様なら」
 そうした輩はというのだ。
「要注意や」
「そもそも自制心が欠如して人の話も聞くことなくて反省もせん」
 施が言ってきた。
「周りも見いひんで判断も間違える」
「そんな奴やからな」
「何度言うても焦るな」
「そやからその時点でな」
「要注意人物やな」
「何かやらせたら」 
 その時はというと。
「ほんま勝手なことしてな」
「その何かをぶち壊すな」
「それもまた言うが」
 シェリルは憮然として話した。
「取り返しのつかんことをや」
「やらかすな」
「そしてそれで反省もせんで」
「勝手なこと繰り返すな」
「最悪のタイプの一つや」
 こうも言うのだった。
「ほんまな」
「禁治産者に断定して隔離するしかないな」
「そうや、ほんま焦るとな」 
 シェリルは強い声で語った。
「あかん、ただ言われて止まるならな」
「ましやな」
「そや」
 まさにというのだ。
「ほんまな」
「そやな」
 施もその通りだと頷いた。
「無能な働き者は有能な働き者になる」
「しかし屑はや」
「屑や」
「変わらへんわ」
「屑は使ったらあかん」
 絶対にというのだ。
「無能な働き者は向いてへん仕事でも止まる」
「こっちが言うたらな」
「働き者は真面目ってことやからな」
「話は聞くな」
「何でやったらあかんか言うたらな」
 そうすればというのだ。
「それでな」
「止まるな」
「しかし」
 それがというのだ。
「屑はな」
「何度言うても止まらん」
「何度言うても止まらなあかん理由言うてもな」
「止まらんでな」
「勝手なこともしてな」
「話を潰すな」
「それで反省もせんでな」
 そうであってというのだ。
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