暁 〜小説投稿サイト〜
ハッピークローバー
第百三十六話 閉会式の前にその三

[8]前話 [2]次話
「私もね」
「そう言われたのね」
「中学校からってね」
「それでいいのね」
「まあね」
 ここで留奈はこうも言った。
「学校の先生ってあれな人多いから」
「あれな人ね」
「それも極端にね」
 それこそ社会不適格者レベルでだ、学校の教師というものは日本では兎角質の悪い輩が集まってしまうのだ。
「悪くて」
「中学生が持ってたら」
「あれこれ言うかもね」
「何に使うんだとか」
「特にね」
 留奈はさらに言った。
「公立だとね」
「公立の先生って酷いっていうしね」
「関西はね」
「関西だと何処でもね」
「三重県まで含めてね」
 地理的には東海になるこの県もというのだ。
「近畿じゃなくて関西って考えたら」
「三重県も入って」
「もうね」
 それこそというのだ。
「関西全体がね」
「変な先生多くて」
「中学生でゴム持ってたら」
「言うのね」
「普通に暴力もね」
 これもというのだ。
「振るってくるかもね」
「学校の先生って普通に殴る蹴るの人いるっていうわね」
 理虹も言ってきた。
「うちの学校はないけれど」
「暴力って最低だからね」
「そんなの振るう先生なんてね」
 かな恵に話した。
「いないからね」
「この学校じゃ常識よね」
「けれどね」
 八条学園ではそうであるがというのだ。
「これがね」
「公立だと」
「もう普通によね」
「暴力振るう先生なんてね」
「中には」
 理虹は嫌そうに話した。
「床の上で背負い投げとか」
「それ死ぬわよね」
「下手したらね」
「そんな暴力振るう先生いるから」
「中学生で持ってたら」
 それが用心でもというのだ。
「もうね」
「公立とかで先生に見付かった」
「何あるかわからないわね」
「うちの学校だとね」
 八条学園ではというのだ。
「その辺りはね」
「理解してくれてるわね」
「そうね」
「有り難いことにね」
 こうかな恵に話した。
「そうなるわね」
「そうね、ただね」
「ただ?」
「いや、ゴムを何処に入れるかは」
「お財布でしょ」
 理虹はすぐに答えた。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ