第二十四話 戦隊側も知りその二十
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「中身は同じだろ」
「うん、そうだね」
「ああした連中は自分しかなくてな」
そうした考えでというのだ。
「他人は徹底的に見下してな」
「馬鹿にしているね」
「それで敵を侮って反省もな」
「しないね」
「自分が強いと思っているならな」
「負けてもそのことで反省しないから」
「色々と付け入るところはあるさ」
こう言うのだった。
「間違いなくな」
「そうだね、それじゃあ」
「ああ、是非な」
「戦ってね」
「連中は徹底的に倒そうな」
「容赦なく」
「容赦する必要があるか」
トウは言った。
「ああした連中は」
「ないわね」
アスナがすぐに応えた。
「本当に」
「そうだな」
「一切ね」
「むしろ情けをかけるとな」
「そこから付け込んでくるわ」
「それこそ見逃して去る時に背中を向けるとな」
そうすればとだ、トウは話した。
「撃って来るよ」
「そうした連中ね」
「俺もそう思う」
メルトも言ってきた。
「ああした奴等はな」
「そうだな」
バンバはメルトの言葉に頷いた。
「間違いなくな」
「性根が腐りきっている」
「そうした連中だからな」
「まだドルイドンや他の組織の連中はましだな」
カナロはかなり本気で言った。
「そこまではしないからな」
「絶対にな」
コウが応えた。
「だからな」
「ましだ」
「本当にそうだな」
「だがあの連中は違う」
「本当に徹底的に戦ってな」
「倒すしかない」
「その通りだ、ダグデド達に一瞬でも情けをかけてはいけない」
彼等をよく知るラクレスの言葉だ。
「それで恩義や感謝なぞ感じない」
「むしろ隙と見るな」
「そして今諸君達が行った通りにだ」
コウに対して話した。
「背中を見せた時にな」
「撃って来るか」
「そうしてくる」
「やはりそうか」
「だからだ」
そうした者達だからだというのだ。
「あの者達については徹底的にだ」
「戦い倒すか」
「そうしていこう」
コウに確かな声で言った、どの者もラクレスのその言葉に頷いた。そうして戦隊の面々はそれぞれの組織だけでなくダグデド達とも戦うことを正式に決定したのだった。
第二十四話 完
2024・6・1
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