第二十四話 戦隊側も知りその十八
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「世の中には」
「そうなのだな」
「同じ世界でもですよ」
「そういえば世の中自分にそっくりな者は三人いるというな」
「そうしたお話もありますし」
コグレはさらに話した。
「ですから」
「我が弟もか」
「そっくりさんもです」
「いるものか」
「左様です」
「成程な」
「そうそう、僕なんかも心当たりありますし」
ラッキューロも言ってきた。
「それもかなり奇麗な女の人と」
「私だってとても可愛い娘によ」
カyンデリラも言った。
「そっくりだってね」
「言われるんですね」
「時々ね」
「僕もですよ」
ラータスはこう言った。
「恐竜屋ってカレー屋さんありますね」
「全国でチェーン店経営してるね」
ヤツデが笑って応えた。
「私も好きだよ」
「皆さんよく行かれるみたいですが」
「そこにあんたのそっくりさんがいたのかい」
「本店に行ったらアバレンジャーの皆さんがおられまして」
そうであってというのだ。
「トリケラトプスの方にです」
「そっくりってかい」
「言われました」
「そうなんだね」
「何とかケラって言う」
その口調の話もした。
「恐竜だそうですが」
「アバレンジャーは恐竜の戦隊だ」
トリンがその話を聞いて話した。
「我々と同じな」
「それでお付き合いもあるんですよね」
「我々も恐竜屋に行くしな」
トリンはテータスに答えて話した。
「それで彼等とも馴染みだ」
「そうなんですね」
「恐竜屋はドギーさんも常連さんでね」
ビルトップは笑顔で話した。
「私もだよ」
「よく行かれますか」
「美味しいしね」
テータスにこう返した。
「本店にもね」
「行かれますか」
「そうだよ」
「それでアバレンジャーの皆さんともですか」
「私も顔見知りだよ」
「そうでしたか」
「あちらのカレーは絶品です」
コグレがまた言った、その表情は明るいものであり純粋にその味が好きであることはこれ以上はないまでにはっきりと出ていた。
「どのお店のものもいいですが」
「やはり本店だね」
「あちらは別格です」
ビルトップにも笑顔で答えた。
「まことに」
「そうだよね」
「そしてアバレンジャーの人達もね」
「素晴らしい方々です」
「戦士として人間として」
「立派です」
「色々な戦隊があるんですね」
スズメは横から話を聞いて呟いた。
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