第二十四話 戦隊側も知りその十七
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「そうしたことはな」
「俺ではないからか」
「そうだ」
その通りだというのだ。
「別にだ
「気にすることはないか」
「自分が正直ならな」
そうであるならというのだ。
「それでだ」
「いいな」
「わかったな」
「俺は俺だ」
バドは真剣な顔で述べた。
「そのことはだ」
「変わらないな」
「何があってもな」
「だからだ」
「俺は嘘を吐かず」
「そのままでいけばいい」
「俺によく似た者は気にすることはないな」
「全くな」
「私なんてです」
ラプターはこんなことを言った。
「よくルカさんとそっくりだって言われます」
「そうなのよね」
ミルフィもそうだと応えた。
「これが」
「外見は全く違うのに」
「それでもね」
「そして私達のそっくりさんは」
「かなり多いみたいね」
「どうやら」
これがという口調で言った。
「その様です」
「不思議よね」
「全く以て」
「けれどね」
「気にしても仕方ないですね」
「私は私でね」
「私も私ですから」
こう言うのだった。
「あくまで」
「別人よ」
「絶対に」
「そうしたことよくありますよね」
マブシーナはここでこんなことを言った。
「実は私叔父様を思い出しました」
「俺を見てか」
「はい」
スタッグに対して答えた。
「今も時々」
「そっくりなんだな」
「外見も性格も違いますが」
それでもというのだ。
「そう感じてしまいます」
「そうなんだな」
「本当に」
「私もそう思う」
オラディンもスタッグに言った。
「君は私の弟によく似ていると思う時があるとな」
「会ったことないけれどな」
「しかしだ」
それでもというのだ。
「私もそう思う」
「そうか」
「失礼かも知れないが」
「いや、別にな」
スタッグは明るくそれはいいとした。
「そうじゃないからな」
「ならいいが」
「しかしそっくりか」
「別人の筈だが」
このことはわかっているがというのだ。
「それでもだ」
「そうしたこともあるんだな」
「どうもな」
「そっくりさんはよくいますよ」
コグレは笑って話した。
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