第七百六十一話 大国とはその一
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大国とは
セーラはお茶を飲みつつ一緒にお茶を飲んでいる面々に対して微笑みながらこんなことを言ったのだった。
「大国はそれだけで長所が多いです」
「連合のことね」
「はい、優れた技術もです」
エイミーに話した。
「備えていますので」
「事件もなのね」
「冤罪を晴らすことが容易です」
「例え疑われても」
「技術は嘘を吐きませんので」
それ故にというのだ。
「証拠を調べますと」
「それでか」
「真実がわかり」
そうしてというのだ。
「冤罪は晴れ真実もです」
「わかるのね」
「そうです、工作も力を入れていなくても」
「相手にとっては脅威になるのね」
「小国はどうしても」
そうした国家はというのだ。
「余裕がなく」
「お金とか?」
「人も少ないですね」
「ああ、大国っていうとね」
「人口も多いですね」
「人口が多いと」
それならというのだ。
「それだけでね」
「違いますね」
「何かとね」
「そしてお金もです」
「大国はあるから」
「余裕があり」
そうであってというのだ。
「技術の方にもです」
「力を注げるのね」
「ですから」
それ故にというのだ。
「大国はそうであるだけで」
「冤罪を晴らしやすいのね」
「推理小説はポーからはじまりますね」
モルグ街の殺人、この作家が出したこの作品からというのだ。
「そうですね」
「ええ、はじまりはね」
「そしてコナン=ドイルが確立しましたね」
「シャーロック=ホームズでね」
「当時のイギリスは」
ドイルの祖国である、彼は愛国心も強かった。それでボーア戦争の時かなり苦しい擁護も行っている。
「世界一と言っていい」
「大帝国だったわね」
「超大国でしたね」
「それでなのね」
「推理もです」
「発達したのね」
「そうです、科学もです」
この技術もというのだ。
「発達していたので」
「それでなのね」
「ホームズもです」
この人物が主人公のシリーズもというのだ。
「出て来てです」
「ジャンルとして定着したな」
ダンも言った。
「推理というものが」
「そうなりました」
「そうだな」
「当時のイギリスはです」
セーラはさらに話した。
「科学においてもです」
「発展してだな」
「先進国でして」
「その科学知識が応用されてか」
「そしてです」
そのうえでというのだ。
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