第百三十五話 最後の競技その十三
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「それこそ人殺したり傷付けても」
「よくて」
「どんな悪いことしてもね」
彼等はソ連軍が満州で行ったことを無視して彼等を『平和勢力の軍隊』と呼んでいた。バルト三国併合もフィンランド侵攻も元々彼等の領土だと擁護した。これを戦後日本の知識人の多くが行っていたのだ。
「いいってなるのよ」
「選挙が仕組まれたとか言って暴動を煽る人も」
「その人がどんな汚職しても不倫してもね」
「そういったことを揉み消しても」
「信じないかね」
「嘘まで吐くのね」
「もうこうなったら終わりでしょ」
富美子はかな恵に言った。
「人として」
「普通に最低よね」
かな恵もまさにと頷いた。
「そんな人は」
「そうでしょ」
「悪いことはね」
「誰がしても悪いわね」
「それを認めないって卑怯よ」
「秘境にも色々でね」
富美子はそれでと述べた。
「その中でも最低の卑怯よね」
「その人や国家が何をしても嘘まで吐いて擁護するなら」
「他の人や国を罵ってまでね」
「そうなったら駄目ね」
「それでそんな人達の言うことはね」
「信じたら駄目ね」
「それでマスコミはね」
雑誌や新聞、テレビはというのだ。
「信用なくしてるのよ」
「学校の先生も」
「あとネットでおかしなこと言う人達も」
このことは実は思想に関係ない、左も右も悪質な輩は碌でもない存在をそれこそどんな嘘を吐いても擁護する。まうでそれが自分の信仰である様に。
「信じられなくなるわ」
「お話聞いたら駄目だから」
「そう、それでコンビニの食べものや飲みもの否定する人達は」
「そんな人達だから」
「聞かなくていいわ、買ってはいけないのは」
それはというと。
「そうしたことを言う人達が書いた本とか記事を掲載してる雑誌でしょ」
「電波だから」
「そう、電波も電波で」
そう呼ぶべきものでというのだ。
「電波を受けたらね」
「こっちもおかしくなるわね」
「そうなるからね」
「聞いたら駄目ね」
「ええ、そうした人かどうか見極めて」
「お話を聞くかどうかね」
「もう駄目ってわかったら」
その時はというのだ。
「一切ね」
「聞かないことね、そうよね」
かな恵は富美子の言葉に心から頷いた。
「これからもコンビニ使っていくわ」
「そしてコンビニにどうとか言う人がいたら」
「聞かないわ、あの漫画の言うこともね」
「聞かないわね」
「出鱈目しか言ってなくて」
そうであってというのだ。
「キャラ全員碌でもない人ばかりだしね」
「人間の屑しかいないのよね」
「本当に何でもないことで滅茶苦茶怒るのよ」
その漫画に出て来る登場人物全員はというのだ。
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