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ハッピークローバー
第百三十五話 最後の競技その十一

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「簡単にね」
「出来るのね」
「そういえばね」 
 理虹も言ってきた。
「日本の報道番組ってね」
「今お話している漫画みたいよね」
「主張もね」
「それで毎日十時か十一時になったら」
「やりたい放題だってね」
「ずっとそうだったってね」
 その様にというのだ。
「言われているわ」
「インターネットが出るまで」
「出ても今みたいに誰でもネット観るまでは」
 それこそというのだ。
「ユーチューブとかエックスで」
「そういうのの存在大きいわよね」
「インスタグラムとかね」
「そういうので定着して」
「誰でも観るまでは」
「そうした番組鵜呑みにして」
 悪質な偏向報道なぞ枚挙に暇がない、中には嘘の社員にその企業の内部告発を刺せるという捏造報道もあった。
「信じてたのよね」
「それ怖いわよね」
「北朝鮮みたいよね」
「変わらないわよね」
「あそこのテレビもそんなのだし」
 こう二人で話した、そしてだった。
 かな恵はあらためてだ、こんなことを言った。
「おかしな人の言うことは信じたら駄目で」
「マスコミや学校の先生にね」 
 理虹も応えて言った。
「おかしな人が多いわね」
「そうよね」
「それでそうした人が何言っても」
「信じないで」
 そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「コンビニだって行くことね」
「あの、毎日炭酸飲料とかインスタントラーメンとか」
「普通はしないしね」
「ファーストフードはね」
 そう呼ばれる食べものはというのだ。
「時々よ」
「あくまでね」
「飲んで食べるものよね」
「いつもじゃないわ」
「そうよね」
「それで買ってはいけなとか」
「飲んだり食べたらいけないとか」
 かな恵はさらに言った。
「おかしいわよね」
「添加物とか化学調味料が入ってるとかで」
「お店の中で騒ぐのは」
「もうね」
「半グレの人達のやることで」
 そうであってというのだ。
「ユーチューブにその姿流したら」
「炎上ね」
「チックトックでもね」
 こちらに流してもというのだ。
「いいわね」
「どっちにしても炎上ね」
「それで終わりよ、クビになるかはわからないけれど」
 それでもというのだ。
「かなりのダメージにはね」
「なるわね」
「確実にね」 
 それこそというのだ。
「信頼落ちるから」
「そうなるわね」
「あまりにも腐ってる世界だと」
 残念ながら日本のマスコミはおおむねそうである、タブロイド紙に至ってはまさに北朝鮮の機関紙と変わらないレベルだ。
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