暁 〜小説投稿サイト〜
ハッピークローバー
第百三十五話 最後の競技その十
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「まともに調べたりしないで」
「反省もしないでね」
「原作者さんがまさにね」
「運動家そのものだったのね」
「考えも行動もね」
 そうしたものがというのだ。
「元々学生運動に関わってたからそのままで」
「それで風評被害を何度もなの」
「出していたのよ」
「だったらコンビニも」
「普通にね」
 それこそというのだ。
「文句つけるわね」
「それを漫画の中だと新聞で書いて」
「漫画自体がその風評被害を撒き散らして」 
「コンビニに行く人が減って潰れて」
「偉いことになっていたわよ」
「私達のいる団地の傍のコンビニだって」
 そちらもというのだ。
「潰れて」
「困っていたかもね」
 かな恵も否定しなかった。
「お店の人達も私達もね」
「そう思うととんでもない漫画ね」
「無責任に出鱈目な記事や主張を垂れ流すって」
 マスメディアがだ。
「もうとんでもないことね」
「日本じゃ多かったみたいね」
「この漫画も酷いし」
 まさに世の害毒であり読めばその分愚かになる作品である、売れている漫画だからいいという訳ではないのだ。
「新聞だってね」
「日本は酷いわね」
「そしてテレビは」
「もっと酷いかもね」
「そうみたいだし」
「あれよね」
 留奈はここでこんなことを言った。
「もう嘘をね」
「ずっと垂れ流しだったのよ」
「テレビは」
「雑誌や新聞以上にね」
「それでこう言うのね」
「こう言うって?」
「テレビを観ると馬鹿になる」
 留奈はこの言葉を話に出した。
「そうなるのね」
「テレビを観たらなのね」
「よく言うわね」
「聞いたことあるわ」
 かな恵も確かにと頷いた。
「偏向とかしてるから」
「嘘も言うしね」
「それでテレビを観ると」
「馬鹿になるってね」
「そういうことね」
「雑誌や新聞は読んで」
 その文章をだ。
「文章が頭に入って」
「それで頭の中でどんな場面か想像するわね」
「映像出すわよね」
「頭の中でね」
「声もね、けれどね」
 留奈はそれでもと話した。
「テレビだとね」
「テレビは画面が目に入るわね」
「そう映像が直接ね」
「文章から頭の中で想像されないで」
「そこで再現されないでね」
 それでというのだ。
「目から直接入るでしょ、それで耳からね」
「音や声も入るわね」
「だからその影響力はね」
「雑誌や新聞以上ね」
「しかもテレビ点けたら手軽によ」
 それでというのだ。
「観られるから」
「その都度耳と目から入って」
「もうその影響力はね」
「雑誌やテレビより遥かに上ね」
「それで騙したり煽ったい洗脳しようとしたら」
 当然そうした行為は本来なら許されない、とはいっても日本のテレビでは常であった様ではある
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ