第三幕その十
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「凄くね」
「いいよね」
「和歌まであるなんて」
「最高だよね」
「そう、そしてあちらもね」
平安神宮もというのです。
「お花の質がいいよね」
「勿論手入れされてのことだけれど」
「そもそも土とお水がいいから」
「だから奇麗なんだよね」
「健康的で」
「しかも適度に暖かくて寒いことが」
日本の気候がというのです。
「いいね、しかし」
「しかし?」
「しかしっていうと?」
「どうしたのかな」
「僕は一体日本の素晴らしさにどれだけ触れればいいのかな」
楽しそうに笑ってです、先生はこんなことも言うのでした。
「一体ね」
「お花もいいなんてね」
「そして薔薇も」
「そうした国だってね」
「素晴らし過ぎるね」
「全くだよ、本当にね」
まさにというのです。
「この国は素晴らしいものに満ちているよ」
「日本に来てよかったね」
「先生はね」
「そして僕達も」
「全くだね」
「そうだよ、日本は素晴らしいものに満ちているよ」
本当にというのです。
「何かとね、薔薇だってそうだしね」
「しかもティーパーティーのお菓子も美味しくて」
「勿論紅茶も」
「そちらもよかったね」
「うん、紅茶はお水が大事だけれど」
そうであるけれど、というのです。
「日本のお水は最高だからね」
「今飲んでいるお水もだよ」
「日本のお茶だしね」
「元は水道水だけれどね」
「神戸のお水だよ」
「いや、水道水は馬鹿にしてはいけないよ」
先生は普通に飲んでいるこのお水のお話もしました。
「絶対に」
「あっ、水道水にも科学の粋が集まっているからね」
「濾過して浄化してね」
「奇麗にして」
「そのうえで皆のところに届けているから」
「物凄く清潔になっているからね」
だからだというのです。
「絶対にだよ」
「馬鹿に出来ないね」
「水道水も」
「そうよね」
「そうだよ」
まさにというのです。
「水道水はね」
「そうだよね」
「物凄く素晴らしいものだから」
「決して馬鹿に出来ない」
「普通に美味しく飲めるね」
「確かに市販のミネラルウォーターは美味しいよ」
このことは事実だとです、先生も認めます。
「けれどね」
「水道水もだよね」
「馬鹿に出来ない」
「美味しい」
「そうだね」
「そうだよ、清潔で美味しくなる様になっているから」
それ故にというのです。
「本当にね」
「馬鹿にしてはいけない」
「とても美味しいね」
「そうだよね」
「美食家だからと言って」
それでというのです。
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