第二十四話 戦隊側も知りその四
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「あいつも成仏したんだね」
「狐だったよね」
「確かね」
「牙鬼家のお小姓さんになっていて」
「そうだったんだ」
松尾はアッカ、ウスバ、マコタに答えた。
「実は牙鬼家の長男さんでね」
「けれどあんた達と戦って」
「それでよね」
「最後に成仏したんだね」
「そうなったよ、けれどもう戦いや因縁から解放されたのなら」
九右衛門、彼がとだ。松尾は彼との数多い戦いのことを思い出しながらそのうえで電子の王国の三人に話した。
「よかったよ」
「そうだね」
「それで救われたのならね」
「よかったと思うよ」
「そうだね、それで今そのダグデド達のところにいるのは」
「ダグデドと元々の配下の五人にな」
射田が言ってきた。
「バスコととプラジアだな」
「合わせて八人ね」
速見が応えた。
「そうね」
「そうだな」
「数は少ないけれど」
「こうした時はな」
「大抵一人一人が厄介なのよね」
「そうだよな」
「はい、最悪の連中です」
二人にクロダが答えた。
「ダグデドと他の五人も」
「やっぱりそうか」
「予想していたけれど」
「全員性根が腐りきっています」
クロダはこうも言った。
「どうしようもなく捻じ曲がり」
「何だそりゃ、どうしようもねえな」
ジュランもここまで聞いて言った。
「その連中は」
「そうですね、他の二人もですよね」
クロダはジュランにも応えた。
「まことに」
「ああ、聞いてるとな」
「最悪の連中ですね」
「最低でな」
そうでありというのだ。
「最悪だよ」
「やっぱりそう思いますね」
「ああ、出来たらな」
ジュランはこうも言った。
「そんな連中とは戦うどころかな」
「関わりたくないですね」
「そもそもな」
「そうですよね」
「関わるだけ不快だろ」
「どんな奴か聞いただけでだよね」
「そうよね」
ガオーンとマジーヌはこう話した。
「その時点でね」
「不愉快よ」
「全くです」
ブルーンも言うことだった。
「人格的に問題があり過ぎます」
「簡単に言うとな」
ジュランはここでこう言った。
「性格悪過ぎるだろ」
「はい、全く以てです」
ディボウスキはジュラン達にまさにと答えた。
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