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豊臣秀吉が異世界で無双系姫騎士やるってよ
第13話:長期戦が足りない……
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し》は更に愕然とする。
そこには総攻撃の予定日が書かれており、それまでにムソーウ王国かエイジオブ帝国かを決めよと……
「事実上の降伏勧告ではないか!」
サカシラ兄上もギョクサイ姉上も頭を抱えている……お気持ちお察しします。
「ならば!あの島を倒して我々ムソーウ王国の―――」
ドウカァー君、ちょっと黙ってくれるかな。
「そんな事は言われんでも解っている!」
サカシラ兄上の怒号がドウカァーの言い分を遮った。それくらいサカシラ兄上が焦っていると言う事なのね……
元寇への対応に当たった北条時宗殿の苦労が、今なら手に取る様に解る。
ああ、拾は無事だろうか?海の向こうから来る連中に……
って現実逃避してる場合ではありませんわ!今はそれどころでなくって!

結局、水源に対して大した対策を思う浮かべる事が出来ず……
アニマにカイジンニキス港国の事を調べさせながら、豊臣秀吉(わたし)はカイジンニキス港国の中を散策していた。
勿論、私を観る目も非情に厳しい。あわよくばこの私を倒してエイジオブ帝国からの評価を良くしようと考える輩さえいた。
結局……どんなに策を弄しようと、今回の水源の様な巨大かつ強大な力の前では無力と言う事か……
その時、アニマからとても小さい情報がもたらされた。
「山賊が暴れてる?」
カイジンニキス港国の中で略奪を繰り返す山賊がおり、その者達に奪われた砦は1つや2つではないらしい。
エイジオブ帝国にとってはそんな山賊の方が戦い易いだろうな。
奴らは豊臣秀吉(わたし)と違って砦を奪う事に躊躇しないから、砦を奪われると見せかけて敵を死地に追い込む作戦には最適な敵だろう。
ただ、あのアニマが行う報告だ……何かあるのだろう……
いや……
何かあると信じたいだけなのか?
「ってえぇーーーーー!エイジオブ帝国が使う変な鉄の棒の様な武器を使ってるだってぇーーーーー!?」
それってつまり、その山賊は鉄砲を知ってる!
エイジオブ帝国から奪ったのか!?
それとも自力で鉄砲の存在に辿り着いたのか!?
ま、明らかに前者だろうが、それでも構わない!
サカシラ兄上同様にこのムソーウ王国に新しい風を吹かせる逸材かもしれないその山賊に逢いたい!
そして仲間にしたい!

その後、丸1日使ってその山賊を探し出して豊臣秀吉(わたし)は彼らと面会した。
エイジオブ帝国がカイジンニキス港国を総攻撃するまであと2日。
この面会―――
「ん?お前、女のクセに我が知っている猿に似ているな?」
え……こいつ……もしかしてあいつの生まれ変わりか!?
「……信長様?」
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