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豊臣秀吉が異世界で無双系姫騎士やるってよ
第13話:長期戦が足りない……
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た。
「それを最も知っているのは……実際にオラウの長期戦戦法を何度も味わったヨツメさんの筈ですが?」
「だ……黙れ!どの道、オラウはこの俺に取っ捕まって全裸で地下牢暮らしなんだよ!」
「それに」
「『それに』!?」
「ムソーウ王国国王出陣を理由に不要となって本国に強制送還となったイェニチェリが、オラウ・タ・ムソーウを討伐すべく再びムソーウ王国に進撃するそうです」
その途端、ヨツメは目玉が零れ落ちそうな程瞼が全開になった。
「なななななにぃー!?スイゲンだけでは飽き足らずイェニチェリまでムソーウ王国(ここ)に来るのか!?」
そんなヨツメとメッガーネの口論を聞かされている伝令兵は、呆れながら口を挟んだ。
「そんな事より、いい加減命令書通りの人事を行ってください!イナオリ軍師の勅命ですぞ!」
「私はヨツメ大隊大隊長代理を務めている心算―――」
()げえよ!ヨツメ大隊大隊長はこの俺!ヨツメ様なんだよ!」
「違います!御2人ともいい加減にしてください!ヨツメ様がヨツメ大隊所属中隊長で―――」
()げえのはテメェの方だよ!ヨツメ大隊の大隊長はこの俺!ヨ!ツ!メ!様だ!」
「だから!いい加減に命令書通り」
その途端、ヨツメは生真面目でしつこい伝令兵を斬首した。
呆れるメッガーネ。
「何で事を……後でどうなっても知りませんよ?」
「知るか!こいつが悪いんだ!ヨツメ大隊の大隊長はこの俺だ!」
「あ、そうですか。では」
ヨツメの激怒など気にせずにヨツメに命令するメッガーネ。
「このチラシをカイジンニキス港国全土にばら撒いて下さい」
「この俺に命令するなメッガーネ!ヨツメ大隊所属と言う事は、お前がこの俺に従うんだよ!」
対して、メッガーネは気丈に答える。
「『栄えあるスイゲンの市長を務める私を脅して来た』と、エイジオブ帝国本国に報告させて頂きますが、よろしいのですね?」
「本国だと!?」
と権力で脅し返されて脂汗を流して狼狽えてしまうヨツメ。
「本国は駄目だ!」
「ならば……このチラシをカイジンニキス港国全土にばら撒いて下さい。何としてでも、オラウ・タ・ムソーウに短期決戦を挑むのです!」
ヨツメは渋々チラシの内容を見た。メッガーネに体よく使われている事に悪態を吐きながら。
「クソが!」
が、肝心のチラシの内容に驚愕するヨツメ。
「……これは!?」
「言った筈ですよ?私はオラウの長期戦戦法を封じると」
改めてメッガーネに自分の地位を奪われるのではないかと不安になるヨツメであった……

「3日後だと!?」
豊臣秀吉(わたし)は愕然とした……
「はい。オラウ様が先日慰み者にして辱められた者が、カイジンニキス港国内でばら撒いていたチラシです」
アニマから渡されたチラシを視て、|豊臣秀吉《わた
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