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英雄伝説〜黎の陽だまりと終焉を超えし英雄達〜
第43話
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18:02――――――



〜サルバッド・伝統地区〜



「いいねぇ、いいねぇ。やっぱ夜の街はアガるぜ!こうなったらネーちゃんのいる店とか片っ端から冷やかすしかねぇな!」

「アーロンさん…………」

「ネーちゃん…………?わたしはお腹が空きましたっ。」

夜のサルバッドに繰り出してテンションが上がっている様子のアーロンをアニエスはジト目で見つめ、フェリは首を傾げた後空腹を伝えた。

「ま、クソガキの妄言はともかく、まだ待ち合わせまで時間はある。晩メシの場所も捜しながら色々探ってみるのもいいだろう。――――――効率は悪いかもしれんがこれが”裏解決屋(スプリガン)”のやり方だ。悪いが呆れずに付き合ってくれや。」

「いえ、とても興味深いですし、以前から気になっていた所でした。――――――4spgのチェックも改めて行いつつ、必要に応じて対応、現地情報を”肌”で得る。頃合いを見てアルジュメイラホテルに報告に向かう――――――といった段取りでしょうか。」

今後の方針を口にしたヴァンはリゼットに視線を向け、視線を向けられたヴァンは今後の自分達の行動予定を口にしてヴァン達に確認した。

「オイオイ…………適応早すぎだろ。」

「うーん、なんだかずっとお手伝いをしていたような。」

「(な、なんとなく立場が…………)――――――そうですっ、シャヒーナさんに色紙の方をお渡ししないと!」

(フフ、彼女(リゼット)に自分の立場が奪われかねない事に焦っていて、可愛いわね、アニエスったら♪)

(学生の恋の様子を面白がるなんて、悪趣味よ、ユエファ…………)

自分達の活動に加わって早々に適応している様子のリゼットにアーロンとフェリが驚いている中、リゼットに自分の立場が奪われかねない危機感を抱いているアニエスはそれを振り払うかのように声を上げてあることをヴァン達に伝え、アニエスの様子を面白がって見守っているユエファにマルティーナは呆れた表情で指摘した。



「おっと、そいつがあったか。」

「そうでしたっ!えと…………もう家に帰ってる頃でしょうか?」

「いや、たしか興行帰りにハマムに寄るとか言ってなかったか?」

「ああ、無事再開できただろうし、折角だから寄ってもいいかもな。」

「そ、それでは夜の解決業務、再開ですね…………!」

「ふふ…………お付き合いさせていただきます。」

そしてリゼットを加えて夜の解決業務を再開したヴァン達はハマムを訪れ、受付の近くで会話をしているサァラ・シャヒーナ姉妹に近づいて声をかけた。



〜ハマム”マルジャーン”〜



「シャヒーナさん、サァラさん!」

「やっぱりここに寄ってたか。」

「あ…………皆さ
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