第43話
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ん!ふふっ、ちょうどご主人から皆さんの話を聞いてたところです。」
「地下の魔獣をやっつけてハマムを再開してくれたんだってね〜!うんうん、さっすがあたしが見込んだみんなだよ!」
「いや、昼間は本当に助かったよ、改めて礼を言わせてくれ。」
ヴァン達の登場にサァラとシャヒーナはそれぞれ微笑み、ハマムの支配人はヴァン達に礼を言った。
「ま、これも仕事ってヤツさ。おかげで色々収穫もあったしな。」
「ふふ、それは何よりでしたね。そういえばそちらの方は?昼間はお見掛けしませんでしたが。」
リゼットの事が気になったサァラはヴァン達にリゼットの事を尋ねた。
「遅ればせながら、急遽”出向”で参加することとなったリゼットと申します。サァラ様にシャヒーナ様でしたか、滞在中はよろしくお願いいたします。」
「はい、これはご丁寧に…………」
「その衣装、メイドさんってやつ?あたし初めて見たかも!」
頭を下げて丁寧に自己紹介をするリゼットにサァラも頭を下げ、シャヒーナは興味ありげな様子でリゼットが身にまとっている服について指摘した。
「ふふ、正確には”出向元”の制服となります。顧客を最大限にサポートするための戦闘服のようなものでしょうか。」
「よくわかんないけどカッコイー!そうだ、せっかくだからみんなも一緒に入っていったら?色々話も聞きたいし!」
「ふふ、それはいいわね。よかったら夕食もご一緒にどうですか?この近くに行きつけの店があるんです。」
「そうだな…………せっかくだからご相伴にあずかるか。依頼人に会う前に汗を流しとくのも当然のマナーだろうしな。」
シャヒーナとサァラの提案にヴァンは頷いた。
「ハッ、てめぇが入りてぇだけだろ…………と言いたいところだが。」
「お腹も空いていますけど…………その前にサッパリもしたいですっ!」
「ふふっ、それではぜひご一緒させてください。」
「やったぁ、決まりだねー!ほら、女の子はこっちこっち!」
「シャヒーナ、はしゃがないの。」
「はは、ごゆっくりどうぞ。」
そしてヴァン達はそれぞれハマムに入り始めた。
〜男性側〜
「考えてみりゃてめぇと二人きりかよ…………チッ、面白くもなんともねぇ。」
「ウダウダうるせえな、静かにしてろ。いいか、目を瞑って心を落ち着けるんだ。やがて来る”その瞬間”を見極めて――――――」
文句を言うアーロンにヴァンは指摘をした。
「ハッ、向こうじゃさぞ姦しく、キャッキャウフフしてんだろうなァ。小娘どもはどうでもいいが、メイドや姉、小娘の天使の方は中々そそる身体を――――ぶっ!?」
「神聖な儀式を乱すんじゃねえ。てめぇのその邪
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