第百三十五話 最後の競技その六
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「学校の先生ってね」
「どうしたの?」
「確かに犯罪数多いけれど」
検挙されるそれがというのだ。
「捕まるのってごく一部よね」
「生徒殴って蹴ってお咎めなしとかね」
「普通よね」
「マスコミも悪いことしてもね」
かな恵はこちらの話をした。
「揉み消しやすいから」
「そうよね」
「だからね」
そうした世界であってというのだ。
「悪い人が残るかもね」
「悪事がばれないから」
「それでばれないとね」
そうであるならというのだ。
「尚更ね」
「悪いことするわね」
「そんあ人が幅を利かして」
「居座って」
「ずっと残るから」
「それで偉くもなるわね」
「そうした場所だから」
それ故にというのだ。
「余計にね」
「悪くなるのね」
「そうじゃないかしらね」
「でしょうね」
一華が言ってきた。
「悪い人が集まって」
「悪いことがばれなくて」
「悪いことを続けてね」
「悪い人達が偉くなる」
「マスコミも学校の先生の世界も」
「それで悪くなる一方なのね」
「ヤクザ屋さんは捕まるわよ」
彼等が悪事を行えばというのだ、映画の仁義なき戦いでは別件逮捕で捕まえるという方法が描かれているが実際に行われていることだ。
「普通にね」
「もう悪いことしてるってね」
かな恵もまさにと応えた。
「わかってるしね」
「ヤクザ屋さんはね」
「だから警察だってマークしてるし」
「いつもね」
「もう何かあったら」
それこそというのだ。
「捕まるわよ」
「そうよね」
「アウトローの世界はね」
「普通に捕まるわね」
「けれどマスコミなんてね」
彼等はとだ、かな恵は言った。
「ヤクザ屋さんと違って」
「アウトローじゃないしね」
「むしろ権力持ってるわよね」
「第四の権力とかいうし」
「そうそう、立法と行政と司法と」
「マスコミね」
三権の後に来るとされているのだ。
「そう言われてるわね」
「それでその権力が」
「物凄いっていうわね」
「学校の先生も」
かな恵は彼等のことにも言及した。
「生徒に教えて色々言えて」
「内申点とか決めるしね」
「成績とかね」
「物事やらせられるし」
「人に何かさせるなら」
その権限があるならというのだ。
「権力者よね」
「そうよね」
一華も確かにと頷いた。
「そうなるわね」
「そうよね」
「もうね」
それこそというのだ。
「先生とかマスコミって権力者で」
「いい人がいないのなら」
「とんでもないわね」
「恐ろしいことよね」
「そんな人達が」
一華はさらに言った。
「コンビニの商品とかに言うのね」
「添加物とか化学調味料とか」
「いや、そんな人達が言ってると」
「信用出来ないわね
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