第二章
[8]前話
「欲望丸出しって感じでな」
「駄目か」
「そうだよ、気を付けろよ」
「そこまで言うならな」
それならとだ、芦屋も頷いてだった。
そのうえでいつももてたいと思わない様に出来るだけ他のことを考える様にして下品なことを言わない様にした、すると。
「結構女の子とな」
「話をする様になってるな」
「ああ」
そうだとだ、芦屋は佐藤に一緒に食堂で昼食を食べている時に話した。彼はラーメンを食べていて佐藤は親子丼である。
「最近はな」
「女の子も引くんだよ」
佐藤は真顔で話した、向かい合って座って一緒に食べている彼に。
「そんなオーラ出してな」
「いつもか」
「それでいつもな」
「下品な話してるとか」
「そうだからな」
「そうしたことを考えたり言わないことか」
「お前普通に外見は悪くなくてな」
そうであってというのだ。
「意地悪でも横柄でも不潔でもないしな」
「下品なこと言うだけでか」
「勉強も悪くないし掃除とかも真面目にやるだろ」
「そういうことはちゃんとしないとな」
「だから後はな」
「もてたいオーラ出さずに下品なこと言わないとか」
「よかったしな」
そうであってというのだ。
「実際にな」
「言わないからか」
「だからな」
それでというのだ。
「今の状況でな」
「いいか」
「ああ、そうだよ」
実際にというのだ。
「本当にな、そのままいったらな」
「もてるか」
「彼女さん出来るな」
「大事なのは考えることと言うことか」
「それでももてるかどうか決まるんだよ」
こう言うのだった、そうしてだった。
今は二人で一緒に食べた、後日芦屋はクラスメイトの一人と友人から自然に交際する様になった。それであらためて考えることと言うことは大事だと思ったのだった。
それじゃあもてない 完
2024・7・21
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