第四章
36.ロンダルキアの最終兵器
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れ! 今きみが戦ってたバーサーカーの装備を渡したのも、おれだ!」
「そうだったんだ。すごい人、なのかな」
「そう! そのとおり! めちゃくちゃすごいの! 魔術師のローブを着てるけど、実はおれがフォル君の部下の中で最強! 若く見えると思うけど、本当は三百歳超えでハーゴンと同じくらいの超ベテラン! 一部でおれはフォル君の右腕でありロンダルキアの最終兵器だってまことしやかに囁かれてるよ! やる気になればロトの子孫三人組を同時に相手しても勝っちゃうくらいすごいって評判だよ! さあ! どうする!? 怖いでしょ? 逃げるなら早いほうがいいよ! いまのうちだよ! はいどうぞ!」
サマルトリアの王子は、剣を構えたまま固まっていた。
目はじっとタクトを見据えたまま、動かない。
「……」
場は、急に静かになった。
戦闘不能となったがかろうじて意識が残っていたケイラスやダスクらの小さなうめき声と、コウモリのバサバサという羽音だけが洞内に響いた。
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