第三百五十七話 東部の動きその六
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「そうしてもらうわ」
「左様ですね」
「ほんまな」
「煙草は火を気を付けることですね」
「何があってもな」
「厳重にしていくことですね」
「火のことはな」
喫煙の際はというのだ。
「ほんまな」
「煙草のことはよおわかりません」
こう言ったのはジェーンだった。
「どうも」
「わし等はな」
「吸いませんので」
「そやけど吸うモンおるからな」
「そやからですね」
「ちゃんとやっていくんや」
火気のことを念頭に置いて話した。
「ほんまな」
「そうせんととんでもないことにもなりますね」
「下手に弾薬置いてるとこで火事とか起こされるとな」
「燃料もですね」
「大惨事にもなるからな」
「要注意ですね」
「吸わんモンから見たらええことなんて何もないもんやが」
健康に悪く火事の危険もある、そう考えると煙草はまさに百害あって一理なしのものでしかないものだ。
「しかしな」
「吸う人は結構います」
「それやとな」
そうであるならというのだ。
「ほんまな」
「煙草にも注意ですね」
「それも要注意や」
「そうするもんですね」
「そや、あと歯磨き出来んことも多いからな」
戦をしていると、というのだ。
「その為にはやっぱりな」
「ガムです」
ルイスがきっぱりとした口調で言ってきた。
「そちらです」
「そや、ガムを噛むとや」
「歯の汚れが取れます」
「歯垢とか食べカスがな」
「そやからええですね」
「それで歯磨きの代わりになってな」
そうしてというのだ。
「口の中が奇麗になってや」
「構内衛生にええです」
「口の中が不衛生やとな」
「虫歯や歯周病になり」
「それだけで健康を害する」
「そうなります」
「それだけでな」
虫歯や歯周病になるだけでというのだ。
「かなりや」
「健康を害します」
「そやからな」
そうなるからだというのだ。
「出来るだけな」
「構内衛生に気を付けるべきです」
「そやからな」
だからだというのだ。
「ガムもや」
「将兵に送りますね」
「これはもう支給品にしてるが」
「嗜好品だけやなくて」
甘味を入れてだ、そうしているのだ。ミント味やチョコレート味、林檎味もあり甘さを楽しめる様になっている。
「歯磨きとしてもな」
「噛んでもらいますね」
「そして健康でいてもらうわ」
「左様ですね」
「虫歯や歯周病は馬鹿に出来ん」
メルヴィルはまさにという顔で話した。
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