アインクラッド編
回想――出会い
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出した拳は低威力の技であったが、圧倒的なレベル差のおかげで敵を一撃で全損に追い込めた。
ピギイィ、と奇声を上げた〈スローワル・ワーム〉は無数のポリゴン片に変わった。
はあはあ、と荒い息を吐き、何とか落ち着いたキリト。
「「「「「きゃあああ?」」」」」
と、完全にシンクロした問いが〈月夜の黒猫団〉の口から発せられた。
ようやくキリトも自分がうっかりとても女の子らしい悲鳴を上げてしまったことを悟った。
「ち、ちがっ! わ、わたしは――――――」
「「「「「わたし?」」」」」
動揺している時は頭が回らないと、よく分かった気がした。
遠慮のない視線が顔を赤くしたキリトへと注がれた。
どう考えても上手く言いくるめられる状況ではなかった。
「はあー・・・・・・・」
キリトは空を見上げて溜息を付いた。
そして、そのままウインドウを操作してマフラーとコートを武装解除。
長い髪を外に出した。
「ふう・・・・・・」
「「「「「・・・・・・・・・・」」」」」
ほっと一息ついたキリトを見て固まる5人。
数秒後、
「「「「「お、おんなあぁっ!?」」」」」
と、全てのモンスターを寄せ集めそうな叫び声がフィールドに木霊した。
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