第二十六話 里帰りをしてその十一
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「心ですか」
「傾いてもいいですが」
所謂傾奇者の話もした、安土桃山時代に闊歩した奇矯な身なりをした武士達であり織田信長もそうであった。
「それでもです」
「心はですね」
「立派であるべきです」
「それが武士ですね」
「はい、そして」
それにというのだった。
「常に清潔にもです」
「しておくことですね」
「それが武士だとです」
その様にというのだ。
「私は考えていてアウトローの世界は」
「それに関りがあるなら」
「どうしてもです」
そうした世界はというのだ。
「抵抗があります」
「そうですか」
「そのことは否定しません」
こうした話をしつつだった。
幸雄は車を走らせていった、神戸から大阪に近付いていっていた。真昼と夜空は今の家族と共に実家に帰っていた。
第二十六話 完
2024・5・15
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