第二十三話 当たった不安その十七
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「何が楽しいかっていうとな」
「楽しいものはないな」
「それを見せびらかすなんてことはな」
カオスに話した。
「悪趣味だろ」
「自分だけ馳走をたらふく食しな」
「そうするなんてな」
「その通りだ」
カオスもまさにと頷いた。
「私もそうしたことはな」
「嫌いだよな」
「ゼット殿、ヤーブン殿と同じ考えだ」
「俺もだよ、じゃあデザートはな」
「皆でメロンを食べよう」
「そうしような」
こうした話をしてだった。
組織の面々はデザートのメロンも食べた、半分に切ったその真ん中に丸いバニラのアイスクリームも入れてだった。
そうして食べた、エンドルフは食べてすぐに言った。
「これはいい」
「最高だね」
「こんな美味い食い方があるとは」
モルボレロとアイスロンドも言った。
「病み付きになる」
「メロンの食べ方として最高だよ」
「怨みなんて忘れる位に」
エンドルフはこうも言った。
「最高の美味しさだよ」
「いや、美味しいものを食べますと」
クレオンはとても嬉しそうに食べている、そのうえでの言葉だった。
「それだけで最高に幸せな気持ちになれますね」
「全くだな」
アザルドも同じ考えだった。
「鍋も酒もでな」
「メロンも」
「本当にいいな」
「いや、ここにドクターマンがいて」
クレオンはこうも言った。
「一緒にメロン食べたら」
「もっといいか」
「最高ですよ」
こう言うのだった。
「仲間、友達が増えて」
「ああ、ドクターマンも仲間か」
「そして友達ですよね」
「俺達のところに来たらな」
「友達が増えましたら」
そうなればというのだ。
「それだけで幸せですよね」
「全くだよな」
「それじゃあ」
「ああ、ドクターマンが俺達の仲間になったらな」
「こうしてですよ」
まさにというのだ。
「一緒に飲んで食べて」
「楽しみたいな」
「そうですよね」
「ああ、仲間が増えて欲しいぜ」
「今以上に」
「あの人の知識や技術だけじゃなくてな」
そうしたもの以外にというのだ。
「仲間としてもな」
「いて欲しいですね」
「全くだぜ」
「仲間は多いに限る」
バリゾーグも言った。
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