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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第138話 イッセーVSフリード!イッセーの新必殺技炸裂!
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たる直前で横に斬撃を放ち重ねる事で十字架のような斬撃へと変化させて防御しようとしていた俺の腕を切り裂いた。


 斬撃を重ねて威力を上げやがったのか!


「斬撃・白鳥!!」


 フリードは覇者の剣を振るい白鳥が羽を広げて飛ぶような巨大な斬撃を放ってきた。俺はそれをサイドステップで回避したが僅かに足を切られてしまった。


「うおおおっ!」


 だが痛みを無視して高速でフリードに接近して5連釘パンチを腹にブチ当てた。でもフリードは当たる瞬間に自分で後ろに飛んで衝撃を分散させた。


 そして壁を足場に空中を複雑に飛び回ると俺の背後に現れて斬り付けてきた。


 俺はそれを回避して反撃に移るがフリードもそれをかわして攻撃を仕掛けてきた。残像が見える程の素早い攻防を繰り返した俺達は俺が後ろに後退したことで攻防はいったん終了する。


「ぜやああぁぁぁぁっ!!」


 フリードは正拳突きを放ってきたが俺はそれを左手で受け止めた、そしてカウンターで腹部に重い一撃を叩き込む。


 だがフリードはそこに腕を差し込んで防御していた、それでもゴキッと骨を砕く音が辺りに響いた。


「10連釘パンチ!!」


 その隙に反対の腕で釘パンチを奴の腹に打ち込んだ。フリードは血を吐きながら吹き飛んでいく。


「ぐふっ……!」


 だが俺も血を吐いて膝を付いてしまった。ここまで来るのに何戦もしていてカロリーをかなりつかってしまった。


 さっきフリードに猛獣の肉を貰ったが直に消耗してしまうとは……自分の体ながら燃費の悪さに溜息が出そうだ。


「……ぐはっ!?」


 だが血を吐いたのは俺だけでなくフリードも同じだった。奴は再生できるはずなのに顔色が悪くなっていて息も荒れていた。


『なんだ、流石に再生も無限ではないのか?』
「……」


 俺は仙術を使い奴の体を強化された嗅覚で嗅いでみた。するとタンパク質や脂質、炭水化物などが分解される匂いが奴の体から漂ってきたのを感じ取った。


「これは死臭か?どうして奴の体から……まだ生きているのに」


 俺はその匂いが死臭だと判断した。生物は死ぬと免疫機能が停止して体内のバクテリアが身体を作る物質であるタンパク質などを分解し始める、その時の匂いが死臭だ。


 だがフリードは生きているからそんな匂いがするのはおかしいんだ……まさか!?



「フリード、お前の体はもう既に死んでいるのか?」
「……へぇ、そんなことまで気が付いたんだ」


 俺の指摘にフリードは驚いた様子を見せた。


『どういうことだ、イッセー?』
「グルメ細胞に負けてエネルギーを奪われてミイラになって
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