第七百六十話 あまり力を入れていなくともその三
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「連合もな」
「言わないのね」
「それで俺達も知らないんじゃないか」
「そういうことなのね」
「その通りです」
セーラは話すダンとエイミーに確かな声で答えた。
「確かに連合ではどの政府もです」
「言っていないな」
「そうよね」
「はい、ですがエウロパでは」
この国ではというのだ。
「有名でよく連合をこのことでも批判しています」
「あいつ等何でも言うからな」
「もう毎日ね」
テンボとジャッキーはお茶を飲みケーキを食べつつ話した、テンボはチョコレートケーキをジャッキーはメロンのケーキを食べている。
「それこそ」
「そうだからな」
「もう特にインパクトのあるのじゃないと」
「気にもしないな」
「ですがあまり知られていないのは」
このことがとだ、セーラはまた言った。
「私としてはです」
「不思議か」
「そうなのね」
「そうです、マウリアでもです」
自分の国でもというのだ。
「知られていますが」
「だが連合ではな」
「然程よね」
「そういえば連合では」
セーラハここで気付いた様にして言った。
「連合の情報が非常に多いですね」
「自分達の国だからな」
「それはね」
テンボとジャッキーはまさにと答えた。
「当然よね」
「そうだな」
「それで四兆も人いるし」
「三百以上の政府があるしな」
「星系の数も多くて」
「星もな」
「それで、ですね」
セーラはまさにと応えた。
「連合としてはですね」
「エウロパのそうした話はな」
「知られていないのね」
「そういうことですね、連合はあまりにもです」
セーラは考える顔で述べた。
「大き過ぎ中で何かと起こっています」
「ニュースも多いな」
「人も政府も星も多いだけあってね」
「そうですね、ですから」
それでというのだ。
「そうしたお話は知られないですね」
「あまりな」
「あたし達皆知らなかったし」
「左様ですね、ですが」
それでもというのだ。
「エウロパでは今もです」
「かなりなのね」
「苦しめられていて」
連合のそうした工作にというのだ。
「対策にです」
「苦労しているの」
「全てのマウリア人が連合とつながっていて」
買収されてというのだ。
「そしてです」
「工作をしているか」
「それはないですね」
「流石によね」
「若しマウリア人を疑えば」
工作を行っているとだ。
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