第2話
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学校の帰り道、アレイスターからメールが来ていた。
内容は "学校が終わったらビル付近に来てくれ" というものだった。
メールの内容に不信を抱いたが、私は早速"窓のないビル"に向かった。
〜in窓のないビル〜
ビル付近に着くと、運び屋である結標淡希が立っていた。
「久しぶりだね、淡希。」
此方に気付き、いつも通りクールな返事が返って来た。
「久しぶり、珍しいわねどうしたの?」
「なんか大事な用事らしいんだ。」
「そう、それだったら早く送った方が良さそうね。」
淡希がそう言うと、景色が変わり目の前のにアレイスターが浮かんでいた。
「久しぶり、アレイスター。」
「久しぶり、リオ。」
軽い挨拶を終え、仕事モードに切り替え本題に入った。
「早速本題に入るけど、今回の任務がかなり重要な事がメールの内容で多少分かったわ。どんな任務なの?」
「そうか、今回の任務は"外"で開始されたSAOという、ゲームの世界に行ってもらう事だ。」
"外"とは、学園都市の外の事を指している。
「ただ行くだけじゃないわよね。」
「そうだ、その開発者 "茅場晶彦" の抹殺だ。」
その言葉を聞いたリオは不思議に思った。
たかがゲームの世界で人が殺せるはずがないと。
なので、あえて疑問に思った事を質問した。
「抹殺なら外に行けばいいじゃない。第一、ゲームの中で人は殺せても現実では死なないと思うんだけど。」
しかし、アレイスターの答えは意外なものだった。
「残念だが、殺せるんだよ。」
「……は?」
その時の私の顔はまさしくその言葉通りの顔をしていただろう。
「どうやって人を殺すの、ゲームの中なのに、有り得ないでしょ。」
「そんなに動揺しなくてもいいだろう。原理は、コントローラーの様な物を頭に着けるんだ。
そして、HPが0になったらそのコントローラーが脳の神経を焼き切るらしい。」
その言葉を聞いて一瞬だけ思考回路が停止したが、すぐに回復する事が出来た。
「なるほど、だからゲーム内で"茅場晶彦"を殺せば現実の"茅場晶彦"も死ぬということね。」
「そういうことだ。」
「で、いつから任務開始なの?」
「明日からだ、ゲームはすでに始まっている。」
「(それさっきも言ったような…)いつから?」
「半年前からだ。」
その言葉に愕然とした、半年も経っていたら他のプレイヤーとの差が開き過ぎている。
「なんでそんなにそっちの準備にとまっどたの?」
「なかなかハッキング出来なくてね、だからこんなに時間がかかってしまったんだ。レベルは1からスタートだ。
出来るだけ早く上位プレイヤー達と対等になってくれよ。」
「わ
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