第42話
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のヤバイ天使ともう一人の娘…………”ゲネシス”を回収していったやり口。――――――まだ決まったわけじゃねえがどうしても連中を思い起こすのは確かだ。」
「…………はい………………」
「このサルバッドにあの人たちが…………アルマータが居るかもしれないんですね。」
ヴァンの推測にフェリは頷き、アニエスは複雑そうな表情で推測を口にした。
「―――――皆様の事情については存じ上げませんが我が社の分析でもその可能性は低くありません。ですが”他の勢力”である可能性もまた、現時点では切り捨てるべきではないかと思います。SCとしてまだまだ未熟ですが…………そういった部分でのお手伝いをさせて頂ければ。」
「…………ハン…………」
「……………………」
リゼットの指摘と話に反論がないアーロンは鼻を鳴らし、フェリは真剣な表情で黙り込んだ。
「加えて先ほどの”メア”とヴァン様の異常――――――自由意志のないAIが可視化して受け答えし、異様な密度のシャードに全身を覆われる現象…………その”想定外の暴走”についても何らかの対症療法を提示できるかもしれません。いえ――――――それについてはわたくし自身がそうしたいと思っています。」
「…………ぁ…………」
「…………ったく。」
リゼットの決意を知ったアニエスは呆けた声を出し、ヴァンは溜息を吐いた。
「勝手な申し出、とても納得しがたいことは重々承知しておりますが…………どうか3日間だけでも皆様とご一緒させて頂けないでしょうか…………?」
「…………リゼットさん。どうか頭を上げてください。こちらこそよろしくお願いします。正直――――――とても心強いです。」
「えへへ………さっきの”足場”とかも凄かったですし!」
「ハッ、考えてみりゃどこぞの所長よりよっぽど頼りになるんじゃねえか?」
頭を下げるリゼットに対してアニエスとフェリ、アーロンはそれぞれリゼットの加入に賛成の答えを口にした。
「お前な…………ま、否定はしねぇが。」
アーロンのからかいも込めた指摘にヴァンは苦笑しながら同意し
「…………ありがとうございます。アニエス様にフェリ様、アーロン様も。それではリゼット・トワイニング――――――本日より3日間、アークライド解決事務所に”出向”の形で参加させていただきます。」
リゼットは頭を上げた後ヴァン達の活動に加わる宣言をした。
その後、宿の女将が労いも込めて淹れてくれたミルクたっぷりの紅茶で一息いれながら…………ヴァンたちは”ゲネシス”や”グレンデル”、これまでアルマータが引き起こした事件―――そして今回の女優たちの依頼に至るまで、およそ一通りの事情を大まかにリゼットに説明した。リゼ
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