第42話
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た。」
「なるほど…………そういう事か。」
「えと、まったくもって全然ついていけないんですけど…………」
「…………要は北カルバード州全体の安全保障リスクを分析して…………必要になりそうな状況で必要なサービスを提供するための”準備”をしているんですね?」
「ハッ、聞いてる限りだと北カルバードだけじゃねえんだろ。まるで黒月の長老どもが考えそうな思考パターンっつうか…………オイ――――――ヤべえんじゃねえか、コイツら?」
リゼットの説明を聞いたヴァンが納得している中説明の意味がわからず気まずそうな表情を浮かべているフェリに説明をしたアニエスはリゼットに確認し。、アーロンは鼻を鳴らして指摘を口にした後不敵な笑みを浮かべてヴァンに指摘した。
「無理もありません…………戦争や犯罪のリスクを”ビジネス”に変換しているわけですから。ですが一方で、一部地域の治安維持に確実に貢献できているという自負もあります。更には国際的な犯罪結社や――――――”あり得ないレベルで脅威度が上がった犯罪組織”への対策も。」
「…………!」
「………そいつは…………」
「考えてみれば当然、でしたか…………」
「なるほど…………俺の件以外にもそこまで”必然”が重なったわけか。だったらこれ以上、突っ込む所はねえな。――――――体裁は”派遣”社員あたりか?3日間だし適当に決めてくれていい。腕前も戦術も想像以上だったし、”せいぜいよろしく頼むぜ。”」
リゼットの口から出てきた”あり得ないレベルで脅威度が上がった犯罪組織”がアルマータを示している事を察したフェリとアーロンがそれぞれ真剣な表情を浮かべている中アニエスは複雑そうな表情で呟き、ヴァンは納得した後静かな笑みを浮かべてサルバッドでの自分達の活動にリゼットが加わることを受け入れる答えを口にし
「はい、こちらこそ――――――よろしくお願いいたします、ヴァン様。」
ヴァンの言葉に頷いたリゼットは微笑んだ。
「………ええっ!?それってもしかして…………!」
「オイオイオイ!まさかこの女と組むってか!?」
「………………………………」
一方ヴァンとリゼットのやり取りの後我に返ったフェリとアーロンは驚き、アニエスは複雑そうな表情で黙り込んでいた。
「ま、お前らが反対すんなら流石に無理にとは言わねえが…………――――――さっきの顛末を考えると打てる手は打っとくべきだと思ってな。」
「あ…………」
「それは…………」
「チッ………そうだったな。」
ヴァンの話を聞いて地下水路での出来事――――――グレンデルに起こった異変を思い出したアニエスは呆けた声を出し、フェリとアーロンはそれぞれ真剣な表情を浮かべた。
「あ
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