第42話
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、いずれあの傀儡もそうですが傀儡が奪ったゲネシスとも邂逅する時が来るでしょうから、ここで無理をしてまで追撃する必要はないと思います。」
ゲネシスが奪われたことに気づいたフェリは声を上げ、自分達は飛行できる為追撃を提案したユエファに追撃は行わない方がいい指摘とその理由をマルティーナが説明し、メイヴィスレインはマルティーナの説明を補足した。
「ま…………仕方ねぇだろ。」
「はい……みんな無事だっただけでも。」
そこに元の姿に戻ったヴァンがアニエスと共に仲間達にゲネシスが奪われたことを気にしない事を指摘した。
「ヴァンさん…………」
「ハッ…………何とか戻りやがったか。」
「ヴァンさん、大丈夫ですか?怪我の方は…………」
元に戻ったヴァンを目にしたフェリとアーロンはそれぞれ安堵の表情を浮かべ、アニエスはヴァンの状態を尋ねた。
「そっちはカスリ傷だ…………疲れの方がヤバイ感じだが。メア公もいつの間にか消えちまったし…………ったく。…………アンタんとこの製品は一体全体どうなってんだ…………?そもそもこんなタイミングでサポートに来るとは思わなかったが。」
自分の状態を答えたヴァンは溜息を吐いて女性にある指摘をした。
「契約者様のサポートがわたくしの主要業務であり、誇りですので。おかげで査定時にはわからなかった”興味深い事象”も確認できました。」
「…………やれやれ、しくったな。」
笑顔で答えた女性の言葉を聞いたヴァンは溜息を吐いた。すると女性はヴァンに近づき、ヴァンに自分の肩を貸してヴァンを立ち上がらせ
「あ…………」
それを目にしたアニエスは呆けた声を出した。
「ハハ…………まさかこんな形で初めて直接会うことになるとは。」
「ええ、わたくしも驚いております。」
「って、いきなり現れて何をわかり合ってやがるんだ?」
「えと、通信でも見ましたけどあなたは一体…………」
「ヴァンさんの担当…………どちらかの企業の方のようですが…………」
互いに知り合い同士の様子に話すヴァンと女性の様子にアーロンは戸惑い、フェリとアニエスは女性を見つめて考え込み
「「……………………」」
(二人共どうしたのかしら?)
女性に何らかの違和感を感じていたメイヴィスレインとマルティーナはそれぞれ眉を顰めて女性を見つめ、二人の様子に気づいたユエファは首を傾げた。
「ああ、お前らには話してなかったが。…………悪いな、もう大丈夫だ。」
「ふふ、申し遅れました。民間軍事会社、”マルドゥック総合警備保障”に所属する――――――広域担当SC(サービスコンシェルツ)のリゼット・トワイニングと申します。ヴァン様には社外契約テスター
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