第42話
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をしたメイヴィスレインは咄嗟にグレンデルに駆け寄ってグレンデルに声をかけているアニエスに結界を付与し、アーロンは迎撃の構えをしてマルティーナとユエファを召喚し、フェリは突進してくる人形に牽制射撃を行った。
「ググ…………ガアアア…………!!」
「ヴァンさんっ、しっかりしてください…………!どうか心を落ち着けて…………!私達がついていますからっ…………!」
「ッ…………アニエ…………――――――!!?」
唸り声をあげていたグレンデルだったがアニエスの必死の呼びかけに我に返ったがアーロン達の隙をついて突進してくる人形に気づくと血相を変え
「あぁっ!?」
「チィッ!!」
「しまった…………!」
「不味いわねっ…………!」
隙を突かれた4人がそれぞれ焦りの表情で声を上げたその時、突如銃声が響いた後銃撃がグレンデルとアニエスに突進してくる人形の頭に命中し、頭に銃撃が命中した人形は突進を中断していったん下がった。
「…………な…………」
「今の、は…………」
「間に合いましたね。」
突然の出来事にアーロンが絶句し、フェリが呆けているとメイド服に似た服を身にまとった水色髪の女性がその場に現れた後シャードを展開すると同時に周囲に足場も形成し、足場を利用しながら縦横無尽に動き回って人形に自身の得物であるブレードギアと大型拳銃の連携攻撃を叩きこんだ後グレンデルとアニエスの前に着地して武器を構えなおした。
「…………!」
「あ、貴女は…………」
「―――――どなたかは存じませんが、こちらは我が社の”契約顧客”様となります。危害を加えるつもりなら、弊社規定に従い”相応”に対応させていただきますが?」
「…………成程、”そちら”の所属ですか。対象物の回収は完了――――――これ以上の追撃は不要と判断します。それでは、また。――――――イシュタンティ、行きますよ。」
女性の警告に対して物陰に隠れている謎の娘は静かな口調で呟いた後人形――――――イシュタンティに指示をし、イシュタンティが空へと飛びあがると同時に乗り移り、そのまま飛び去った。
「…………あれは…………」
「天使型の…………傀儡だと?」
飛び去ったイシュタンティを見つめたフェリとアーロンはそれぞれ呆けた声を出したが
「ああっ、ゲネシスが…………!」
「飛ぶことができる私達は追わなくていいのかしら?」
「―――――止めておきましょう。あの傀儡…………かなりの戦闘能力がある様子だったから戦闘になれば間違いなく長期戦かつ激戦になると思うわ。非常時でもないのに市内の上空で戦闘を発生させて周囲の人達に迷惑をかけるわけにはいかないわ。」
「それに今までの事を考えれば
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