第42話
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をからかっている中メイヴィスレインはマリエルを思い浮かべて呆れた表情で呟いた。
「いや、今回は関わるなと言い含めておいたんだが…………すまん、また後でな。」
そしてディンゴは立ち上がってディーラーと共にその場から去って行った。
「やれやれ、ディンゴも随分と振り回されてやがるな。」
「ふふっ、何だか放っておけないみたいねぇ。そうそう、例のバーデンダー大会はアルジュメイラホテルのラウンジでね。もう少ししたらアタシもホテルの方に顔を出してくるわ。なにかイイ情報が入ったら連絡するからヴァンちゃんたちも頑張ってちょうだい。」
「ああ、期待してるぜ。」
「ばーてんだー大会の方もがんばってくださいっ。」
「そのうちカクテルでも奢れや。味見して貢献してやるからよ。」
「もう、アーロンさん。お仕事で来てるんですから…………」
そしてベルモッティと別れて行動を再開したヴァン達は宿の女将を通しての依頼――――――お湯が出なくなった風呂の調査の為に地下水路に進入、探索した結果、水を堰き止めている原因が手配魔獣クラスの大型魔獣――――――それもゲネシスを身体の一部に付着している魔獣であったので、協力して魔獣を瀕死状態にまで追いやった。
〜地下水路〜
「ハッ、とっとと逝けや…………!」
「はあはあ…………皆さん、大丈夫ですか?」
瀕死状態にまで追いやられて咆哮を上げている魔獣をアーロンは睨みながら鼻を鳴らし、アニエスは疲弊した様子で仲間達の状態を尋ねた。
「はいっ、けっこう手強かったですけど…………」
「!?」
アニエスの問いかけにフェリが答えたその時、陽光が入ってくる場所にいつの間にか姿を現した天使の姿をした謎の人形らしき存在に気づいたヴァンは血相を変えた。
「あれは…………?」
「…………天使…………?」
「いえ、あれは――――――」
ヴァン同様人形らしき存在に気づいたフェリとアニエスは不思議そうな表情を浮かべ、メイヴィスレインは真剣な表情を浮かべた。
「―――――伏せろ!」
するとその時天使の人形は飛び上がり、それを目にしたヴァンは仲間達に警告すると人形は魔獣に止めを刺し、魔獣が消滅した際に落下したゲネシスを手に取った。
「ああっ!?」
「てめえっ…………!」
「…………悪しき天使…………それはアニエスさんのですっ!」
ゲネシスが奪われたことにアニエスが声を上げ、アーロンが人形を睨んだその時フェリは人形目掛けて銃撃を行ったが、人形は腕を振るって襲い掛かる銃弾を弾き飛ばした。
「!?」
「あの滅茶苦茶な動きは…………!?」
人形の動きにフェリとアーロン
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