第42話
[2/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
―――ベルモッティとディンゴの所に近づいた。
〜カジノハウス”ムーラン”〜
「あらアナタたち・そろそろ会えると思ってたわ。」
「無事に活動を始めたようだな。」
「おいおい、お前の方が明日来るとは聞いてたが…………」
「まさかベルモッティさんの方もいらしていたなんて…………」
ディンゴだけでなくベルモッティもサルバッドに来ていたことにヴァンとアニエスはそれぞれ驚いていた。
「少し予定を繰り上げてな。彼とは偶然、列車で居合わせただけだ。」
「ウフフ、ヴァンちゃんを驚かせようと内緒にしてたんだけど…………実は映画祭に合わせて開催されるバーデンダー大会に招待されていてね。まさかヴァンちゃんまで来るなんて――――――これも運命、か。し・ら♪」
「それこそ偶然だろ…………しかし道理で思わせぶりだったわけだ。ディンゴは4spgの仕込みとは別に映画祭の取材だったか?お前にしちゃ普通のネタだと思ったが。」
「ああ…………少し気になる事があってな。」
「気になる事…………映画祭にですか?」
「えと、ニナさんの依頼と………?」
ヴァンの疑問に答えたディンゴの答えが気になったアニエスとフェリはそれぞれ真剣な表情で訊ねた。
「それとは別だ――――――いや現時点で関係ないとも言い切れないんだが。」
「アン…………なんだそりゃ?」
「もしかして――――――ずっと追ってるっつう”裏ネタ”か?ちゃんと聞いたことは無かったが…………」
ディンゴの答えの意味がわからなかったアーロンが眉を顰めている中、心当たりがあるヴァンはディンゴに確認した。
「いや…………そうだな。」
「失礼します、ベルモッティさん・それとブラッド様。」
ヴァンの確認にディンゴが答えたその時ディーラーが近づいてベルモッティとディンゴに声をかけた。
「あら…………」
「ああ、なんだ?」
「突然申し訳ありません。実はブラッド様へのお取次ぎが。エーメ様とおっしゃる女性の方からフロントに連絡が入っておりまして。」
「…………なに…………!?」
「それって確か…………」
「マリエルさんですか?」
「ああ、煌都にもいたチョロそうな女ブン屋かよ。」
ディーラーが口にしたある名前――――――マリエルのファミリーネームを耳にしたディンゴは驚き、フェリとアニエスはそれぞれ目を丸くし、アーロンはマリエルを思い出した。
「ディンゴちゃんにお熱っていうタイレル通信の子だったかしら。ひょっとして現地で待ち合わせ?コノコノ、お安くないわねっ。」
(彼女と私達…………というよりもヴァンとの”縁”も何気にありますね…………)
ベルモッティがディンゴ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ