第七十五話
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確かに危険な事は確かだ」
「ああ」
深板とファートが行きたいが、やはり危険だと心のストッパーに引っかかっている。
「だが、それは護衛も無しで行った場合だな。そんなに危険なところには行かないつもりなのだが…」
え?もしかして俺に護衛をしろと言う事か?
くぅ…確かに彼らの知識が無ければヴィヴィオを助けられなかったのも事実。ここで恩を返しておきたい。
「わかった、分かりました。ただ、すこし時間は掛かるよ。しっかり準備していかないといざと言うときに困るからね」
カートリッジの生産に余裕を持たないとダメだろう。
「おおっ!本当に良いのか?」
「ああ」
「やったなっ!深板っ!」
「ああ、楽しみだなファートっ!」
と言う事で管理外128世界へと行って来ると夕飯時にみんなの前で話題に出すと何故か皆で行く事になり、キャロやヴィヴィオ、家にホームステイしているエリオの学業の事も有り、行くのは夏休みと言う事で計画を練ることになった。
解明の進まない管理外128世界の調査と言う名目でクロノに次元航行艦で送ってもらう事三日。ようやくたどり着いたそこは、文化レベルこそ余り変わらないが、その飽食っぷりはどの世界にも無い活気に包まれていた。
グルメ時代と銘打っているらしいその世界の比較的治安の良い場所に降ろしてもらった俺達。
その世界の通貨は以前に管理局が換金したと思われるものと手持ちの円を交換してもらい、言語は一番一般的なものをソラの念能力、アンリミテッドディクショナリーでインストール。言語、お金共に問題は無いし、宿泊関係も勇者の道具袋に神々の箱庭を入れてあるから何とかなるだろう。
「おおおおおっ!おいしそうなものがいっぱいだっ!」
「おおっ!あの出店から行ってみようぜっ!」
「おうっ!」
と、テンションマックスの深板とファートがお金を片手に駆け出していった。
「俺達も行こうか。ヴィヴィオ、何か食べたいの有る?」
ヴィヴィオに問いかける。
「んー、あ、あれが食べたい」
と言ったヴィヴィオは屋台に向かってダッシュ。勢い良く駆けて行った。
「ちょっと、ヴィヴィオっ!危ないからいきなり駆け出しちゃダメだよっ!」
それを直ぐに追いかけるシリカはすっかり一児の母のようであった。
「エリオくんは何が食べたい?」
と、デート気分なのかエリオと腕を組んでいるキャロが自分の隣に居るエリオに尋ねた。
「うーん、何でもいいけど…あ、あれなんか美味しそうじゃない?」
「それじゃ、買いに行こう」
と言って離れていった。フリードは置き去りである…
そう言えば、この世界には多種多様な生物が生存し、珍しいペットも多いためかフリードが飛んでい
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