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夢幻水滸伝
第三百五十六話 東と西その十六
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「船に、そして鉄道や」
「今鉄道はフル稼働です」
「そうしています」
「多くの物資が絶え間なく輸送されています」
「無論将兵もです」
「そや、航空機も集結させてるが」
 ポートアーサー方面の多くの空港にだ、またトウェインはテキサス州の軍港に艦隊を集結させる様にもしている。
「しかしや」
「鉄道はですね」
「極めて重要ですね」
「あれだけ便利なものはありません」
「だから今回もですね」
「思いきり使う、水運も使ってな」
 アメリカ西部のそれもというのだ。
「鉄道もや」
「最大限に用い」
「迅速に集結させてですね」
「遅れを取らない様にしますね」
「わい等の輸送手段はかなりのもんや」
 トウェインは将兵達に話した。
「鉄道もやしな、しかしそれはや」
「東部も同じですね」
「メルヴィル様の方も」
「左様ですね」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「遅れんことや」
「輸送手段が優れているのはメルヴィル様達も同じ」
「東部もまた然り」
「そのことを忘れないことですね」
「ましてあっちにはボームがおる」
 彼のことも話した。
「科学者のな」
「あの方の存在で東部はかなりの技術革新が進んでいるとか」
「それが実を結んでいるとか」
「その様ですね」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「相手の輸送レベルを侮らんでな」
「迅速に進める」
「輸送と集結を」
「将兵も物資も」
「あらゆるものをですね」
「そうするんや、燃料かてな」
 こちらもというのだ。
「同じや」
「石油が主ですが」
「ガソリンですね」
「それも送りますね」
「そうするんや、焦らず急いでいくで」
 トウェインは将兵達に告げて指示を出してだった。
 事務処理も行っていた。、そしてその中で彼は仲間達に言った。
「わい等は全員ポートアーサーに向かってや」
「戦いますね」
 ヘミングウェーが応えた、今彼等はロサンゼルスの市庁舎の会議室にいる。そこで会議を行っているのだ。
「そうしますね」
「全軍を集結させてな」
「そうしてですね」
「そのうえでな」
 さらに言うのだった。
「決戦や」
「我々の戦力はですね」
「ほんま全てや」
「集結させて」
「戦う、百六十万の軍をや」
 まさに自分達の全軍をというのだ。
「集めてな」
「そのうえで」
「戦う、そして出来たらな」 
 トウェインはさらに言った。
「短期でや」
「戦を終わらせますね」
「そうするんや」 
 こう言うのだった。
「あくまで出来たらやが」
「戦うならですね」
「どんな戦もや」
「長引かせるものやないですね」
「そや」
 絶対に、そう言うのだった。
「やっぱりな、特に今回はな」
「文字通り全軍を
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