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色々と間違ってる異世界サムライ
第26話:選択
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つかり合い。ノノ殿は志の為に死ぬ覚悟は決めた。後はノノ殿を止める者達の志がノノ殿の志に勝っているか?つまりそう言う事なのです」
そこまで聞いて、フラウ殿が沈黙を破る様に某に訊ねました。
「……ツキツバ様は、ノノの奴をどうするの」
……フラウ殿?某の話を聴いておりましたか?
「……どうもしません。ただ、ノノ殿の志にとって某が邪魔だと言うのであれば、ノノ殿の志に立ち向かう敵として、ノノ殿が越えるべき壁として戦います」
それに対し、セツナ殿が少し引いている様です。
「ソレ……本気で言っているのか?」
「本気です。ノノ殿の今回の脱走に、それほどの覚悟を感じました」
「……ノノめ!恩知らずな事を―――」
まだまだウジウジ言っている者がおったので、某が柄にもなくまた説教を垂れました。
「ノノ殿の頭は、邪魔者に媚を売る程軽くはありません……もしノノ殿の志にとって某が邪魔なら、ノノ殿は平気で某を殺すでしょう!出来るか否かは度外視した上で」
そんな中、今まで呪文の鍛錬をしていただけのめぐみんがようやく口を開きました。
「だとすると、ノノが往くのはオーサムだ」
それを聴いたセツナ殿が少し青くなっておりました。
「オーサム……まさか、ツキツバがウンコセインを殺そうとしている事をチクる気か!?」
某は……某の手を引っ張ろうとするセツナ殿の手を撥ね退けました。
「そう言うセツナ殿こそ、セインと戦う上でノノ殿の志と渡り合える程の志をお持ちか?」
「それは……」
「見損ないましたぞセツナ殿。ま、どの道某もセインは許せぬ故戦いますがな」
そんなグダグダな形でオーサムへと出発した某達ですが、果たして、この様な体たらくで精神的な意味でノノ殿と戦えるか……正直不安です。
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