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色々と間違ってる異世界サムライ
第26話:選択
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た。
「なるほど……それってつまり『洗脳』だね」
「解るのか!?」
「状態異常が出るくらい短期間で洗脳する方法は限られてる。1つ目は禁忌指定されている催眠魔法、2つ目は洗脳薬でこっちも禁忌指定されている、3つ目はスキルの誘惑の魔眼だね」
それらがあの女を長年苦しめていた呪い!神聖な戦を汚す呪いか!?
「魔法と薬はどこの国も取り締まりが厳しいから基本的に使えない。残るは誘惑の魔眼だが、こっちは発現するのは極めて希でね、複数の条件はあるがクリアすると、簡単に異性を支配する事が出来る」
「その……誘惑のマガンと言う妖術を使う所を他の者に見られたら、目撃した者はどうなります?」
「目撃者は急ぎ衛兵の許に駆け込むべきでしょうね。誘惑の魔眼を所有している事が明るみになれば、必ず監獄か処刑でしょう。昔、スキルを持っていた奴が好き放題したことがあって、それ以来所持者は漏れなく重罪人扱いになってる」
某は漸く解りました……
セツナ殿がノノ殿をあの下郎に近付く事を禁じた理由を!
許すまじ!下衆セイン!

セツナperspective

ツキツバがこの私を問い詰めようとしているが、その理由が物凄かった。
「セツナ殿!何故誘惑のマガンの事を教えて下さらなかった!?」
はあぁ!?
誘惑の魔眼だと!?
あのウンコセインめ!そこまで堕ちたか!?
ただ……
「私は知らないよ!私がウンコセインを嫌ったのは、単なる野性の勘の様なものだったんだよ!」
そう……少なくともベルディアの一件が無ければ気付かなかった事だ。
そんな私をツキツバが睨む。
この私が誘惑の魔眼の事を隠していたと言うのか?
そんな危ない物を持ってるって知っていたら……ツキツバが殺したあの女をもっと早く救えた……かも知れない。
「……すまない。某とした事が気が立っていた」
「……あ……ああ。どうも」
……我ながら、何だこの会話?
そこへ、フラウがツキツバに質問する。
「で、ツキツバ様はこのままノノをこの村に置いて行く御心算で?」
が、ツキツバは困った顔をしながら首を横に振った。
「それなのですが、この村の長に1週間待って欲しいと頼まれたのです」
「……説得する気か?ノノを」
……いや……その前にこの村はツキツバの相棒としてノノを選んだ理由だ。
「……まさか……この村はノノのスキルを知っていたのか?」
「それが如何いたしましたか?」
「いや、ノノのスキルを本当に知っている奴が、そう簡単にノノを手放すかなとね」
「それなのですが、この村の長は、どう言う訳か某に恩義を感じておる様で―――」
ツキツバが改めてこの世界に到着してからこの私に出逢うまでの出来事を語った。
そのお陰で、ノノがツキツバの隣にいた理由に辻褄が合った。
「で、その借りを返す為にノノをアンタ
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