第三十九章
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「変身!」
この言葉と共に両手を胸の前で交差させ右手を真横に出した、そこで光に包まれライダースーツを装着していき仮面ライダーハクビとなった。
無人島から何時しか現代の日本に来た、そこで浮世は周りを見回して話した。
「こことだ」
「あと一つか」
「そうだ、ここでも戦うことになってな」
「最後の世界にスサノオがいるんだな」
「間違いなくな、だからな」
それでというのだ。
「この世界も進むぞ」
「このままな」
「何かね」
鞍馬は周り、どう見ても現代の日本としか思えない今自分達がいる世界を見回しながら浮世に言った。
「違和感ないわね」
「この世界はな」
「それで何か」
鞍馬は考える顔でさらに言った。
「一度行ったあんたの」
「あの世界だな」
「四つのね」
「スサノオは意識してだ」
「四つの世界を出したのね」
「俺をな、あいつはこうしたことも好きだ」
「演出ってやつか?」
桜井も考える顔になった、そのうえで浮世に言った。
「これは」
「俺達の戦いに合った舞台だな」
「そう言われるとな」
桜井も否定しなかった。
「そうだよな」
「そうしたこともだ」
スサノオはというのだ。
「する、そしてだ」
「ここでも出て来るよな」
「当然だ、そう言うとだ」
浮世は前を見据えて桜井に告げた。
「出て来たぞ」
「また仮面ライダーか」
「そうだな、お前と縁のある奴もいるぞ」
「あれは」
仮面ライダーが二人来ていた、その彼等はというと。
「仮面ライダーケケラ、あいつか」
「中身はあいつじゃないがな」
「あいつも負けてか」
「完全に去った」
「仮面ライダーとの戦いからか」
「お前は完全に勝った」
ケケラ、彼とというのだ。
「そうなった」
「そうなんだな」
「そしてだ」
「あいつの中身はあいつじゃなくて」
「がらんどうだ、戦闘力はそのままでもな」
「あいつじゃないならか」
「今のお前ならどうということはない」
全くというのだった。
「安心しろ」
「戦ってもか」
「どうということはない」
「それならか」
「ここは任せた」
仮面ライダーケケラとの戦いはというのだ。
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