第二十三話 当たった不安その十
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「あいつは仲間になろうと言った時点でな」
「即座にな」
「ぶっ殺すべきだったな」
「今思うとな」
「私も同意です、そして」
ナリアは二人に同意しつつ話した。
「彼にお話を戻しますが」
「ああ、ゴセイジャーの方にか」
「そちらに向かうか」
「そうなりますので」
だからだというのだ。
「私達の方にはです」
「その次だな」
「戦隊の次だな」
「そうなるかと。ですが何があっても信用出来ず」
仲間にするなぞ以ての他だという言葉だった、ナリアにしても彼等のことを考えるとそう結論を下す以外はなかったのだ。
「ドクターマンを利用したいのなら」
「俺達と利害が衝突するな」
「そうなりますので」
だからだというのだ。
「どちらにしてもです」
「戦うことになるか」
「はい」
そうなるというのだ。
「彼等とは」
「そうか」
「はい、理想は戦隊と戦い」
ダグデド達がというのだ。
「潰し合うことですが」
「それも手だが、しかしな」
ヤーブンはナリアの考えに頷きつつも自分の考えを述べた。
「放っておいて隙を見てドクターマンを取り込もうとするかもな」
「はい、そうすることはです」
ナリアはすぐに応えた。
「充分に考えられます」
「そうだよな」
「そして彼等がドクターマンを利用するとなりますと」
「俺達より遥かにとんでもねえことをするな」
「それこそ宇宙を破壊する様な」
そうしたというのだ。
「かなりです」
「悪質はことを企んでな」
「ドクターマンの知力を悪用しまして」
そうしてというのだ。
「恐ろしいことをします」
「そうだよな」
「ですから」
「この度はな」
「はい、むしろです」
まさにというのだった。
「戦隊との潰し合いを見守るよりも」
「戦隊と休戦してな」
「そしてです」
そのうえでというのだ。
「ダグデド達と戦うべきです」
「俺もそう思う、あいつ等は放っておくと危険だ」
「左様ですね」
「それもただ危険なだけじゃねえ」
ヤーブンはこうも言った。
「とびきりな」
「悪質な危険ですね」
「だからな」
そうであるからだというのだ。
「ここは潰し合いよりもな」
「一刻も早くです」
「連中を倒そうな」
「それも見付け次第」
「探してな」
そのうえでというのだ。
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