第二十三話 当たった不安その八
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「そしてな」
「仲間にしているのか」
「そうなのですね」
「ああ、ダブデドも悪い奴だがな」
「その二人も負けていない」
「邪悪さなら」
「そうさ、悪い奴等だからな」
それ故にというのだ。
「ダグデドもな」
「彼等を蘇らせた」
「似た者同士で」
「それで一緒に戦うのさ」
「忌々しいことですね」
ここまで聞いてだ、エンターはこう言った。
「これ以上はないまでに」
「全く以てね」
マッジョが応えた。
「パトレンジャーやルパンレンジャー達も問題だけれど」
「彼等もですね」
「ええ、ここはね」
「戦隊の人達よりもです」
エンターは確かな声で言った。
「まずはです」
「彼等ね」
「はい、先にです」
「叩くべきね」
「彼等はあまりにも危険です」
「私達にとっても」
「ですから」
そう考えられるからだというのだ。
「是非です」
「先にね」
「彼等を倒しましょう」
「それがいいわね」
「ああ、正直トッキュウジャーの奴等は嫌いじゃねえ」
ゼットも言ってきた。
「あいつ等は悪い奴等じゃないからな」
「そうですね、他の戦隊の方々も」
エンターはゼットにも応えた。
「むしろ善人です」
「全員な、信用もな」
「出来ます」
「敵だけれどな」
それでもというのだ。
「そうだよ、しかしな」
「彼等は違います」
「絶対に信用できねえ、しかもだ」
ゼットはさらに言った。
「碌なことはしねえ」
「醜悪な行いに終始します」
「だからな」
それでというのだ。
「俺達としてはな」
「戦隊よりもですね」
「あいつ等だ」
こう言うのだった。
「倒すのはな」
「そうすべきです、では」
「戦隊の連中とは休戦だ」
ゼットは決断を下した。
「そうしてだ」
「彼等と戦いましょう」
「シャドーラインはそうする」
「諸君に聞きたい」
ギルは仲間達に問うた。
「今ゼットが言ったが」
「この度はですね」
「戦隊の者達とは休戦してだ」
インサーンに応えて言った。
「そうしてだ」
「ダグデド達と戦うのですね」
「そうするのだ、さもないとだ」
ギルはさらに言った。
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