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スーパー戦隊超決戦
第二十三話 当たった不安その二

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「俺達は」
「キラキラとはどんなものかも」
「近くに沢山あってな」 
 このこともわかってというのだ。
「そうかもな」
「別に侵略とかしなくてもね」
「変なゲームをせずともです」
 マーダッコとクバルもそれぞれの席から言っていた、彼等も野菜や茸や鶏肉を美味しく食べている。
「楽しめます」
「そうよね」
「若しかするとです」
 クバルはこうも言った。
「我々は遠回りしていたかも知れません」
「変なゲームとか侵略ばかりしてね」
「はい、そして」
 そうであってというのだ。
「その実はです」
「キラキラを手に入れる為にね」
「周りを身ればいいです」
「そうよね、いやジャークマターもね」 
 マーダッコは隣の席のクバルに鶏肉を食べつつ言った、ジャークマターの席では水炊きを食べているのだ。
「侵略ばかりで」
「そこに幸せがあるとですね」
「簡単に言えばね」
「考えていましたね」
「けれどね」
 それがというのだ。
「違ったわね」
「思えばだ」
 イカーゲンは日本酒を飲んでから言った、酒もあるのだ。
「領土を内政で豊かにすればな」
「それで充分ね」
「こと足りる、そのことにだ」
「あたい達は気付かなかったわ」
「長い間な」
「失敗だったわね」
「全くだ」
 こう話すのだった。
「最近までな」
「侵略なんてお金かかるし」
「負けるかも知れない」
「実際キュウレンジャーに負けたわ」
「そうなったからな」
 だからだというのだ。
「我々としてはな」
「いや、本当にね」
「これからは内政だ」
「国を豊かにすることね」
「しかも民を奴隷なぞにせずな」
「ちゃんと平等に教育や就職を進めていけば」
「尚更いい」
「本当にそうね」
「そうです、自分達で豊かに楽しくなる様にすれば」
 クバルは猪肉、デスガリアンの牡丹鍋のそれを食べて言った。
「それで、です」
「いいわね」
「そうです、侵略や破壊はです」
「何にもならないわ」
「そうしたものよりも」
 まさにというのだ。
「私達自身です」
「豊かに幸せになればね」
「それで充分です」
「そうなの」
「はい」
 まさにというのだ。
「今の私は」
「変わった?」
「かなり」
 自分で認めた。
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