第二章
[8]前話
「座ってるわ」
「動かないのね」
「ええ、そしてね」
それでというのだった。
「帰ったらベッドで寝るわ」
「そうするのね」
「正直学校に来るのがやっとだし」
そうした状況でというのだ。
いつも元気な稚奈はこの日は別人の様に元気がなかった、自分の席に座っているだけだった。体育は実際に見学し。
授業が終わるとすぐに家に帰った、そうしてじっくり寝てだった。
翌日登校してだ、遥に言った。
「昨日じっくり寝たから」
「それでなのね」
「回復したわ」
そうだというのだ。
「よかったわ」
「それは何よりね」
「今日はもうね」
遥に明るい笑顔で言った。
「いつも通りね」
「元気なのね」
「それで遊べるわ」
そうだというのだ。
「だからね」
「ええ、じゃあ今からドッジボールする?」
「しましょう」
明るく言ってそうしてだった。
稚奈はドッジボールを楽しんだ、そうして一日を明るく過ごしたが授業が終わり塾に出て塾でも一緒の遥に言った。
「私も体調悪いと」
「元気なかったわね、昨日」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「そうした時もあるって自分でね」
「わかったのね」
「そうだったわ、いつも元気かっていうと」
それはというと。
「私もね」
「無理ね」
「体調悪いとね」
元気がないと言うのだった、塾でも普段の彼女だったがこう言ったのだった。
身体の調子が悪いと気持ちも 完
2024・7・15
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