第一章
[2]次話
身体の調子が悪いと気持ちも
小学五年生の花田稚奈は普段は元気だ、黒髪を短くしていて大きな黒い目と紅の唇を持っていて明るい顔立ちだ、白い歯がよく見える。
だが今日は元気がない、それでクラスメイトの佐藤遥に背が高く面長で優しい顔立ちに黒髪をポニーテールにしている彼女に聞かれた。
「元気ないわね」
「ええ、ちょっと今風邪ひいてて」
稚奈は遥にそれでと答えた。
「だからね」
「調子悪いの」
「そうなの」
「そうなのね」
「今日体育あるけれど」
どんよりとした雰囲気で言った。
「見学するわ」
「そうするのね」
「元気が出ないし」
そうであってというのだ。
「何かする気もね」
「出ないの」
「そう、そしてね」
そうした状況でというのだ。
「机に座ってるだけで」
「精一杯?」
「今日はね」
「稚奈ちゃんいつも元気なのに」
遥はそれでもと応えた。
「今日はそうなのね」
「ええ、どうしてもね」
風邪をひいていてというのだ。
「そうなの、だからね」
「体育は見学して」
「今日は基本ここでね」
自分の席でというのだ。
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