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》』って名前のセダン車を買うと!
だが向こうもプロだ……更なるグレードアップをする様に仕向けるに違いない。
ライデンも覚悟を決めて、持参した『HIT』のカタログに目を通す。
だけど言ってたなぁ……『俺の彼女……赤い魔道車だったら何でも良いよ?』って……うん。
値段に魅力を感じて、当初の予定通りは買い物をしないかも(笑)
上司から『今日はそれ程忙しくは無いのだろ? 仕事は午前中だけで、仕事を優先させてくれて良いよ』と通達されており、午後もギリギリまで仕事をしていた。
理解のある優しい上司に恵まれ俺の免許取得もゴールへと一気に近付く。
だから俺は大丈夫。事前に上司に『俺って如何な魔道車が似合いますかね!?』と。
すると殿下は、当時俺が持ち歩いていた魔道車のカタログを熟読し始め、数分の時間が経過してから『この魔道車ならジージョ君に似合うと思う』と選んでくださった!
もう俺に他の魔道車購入候補は存在しねぇ!
万が一その他の魔道車に心移りが発生するのならば、それはリュケイロム陛下が別の提案をしてくださった場合のみ!
殿下も陛下も忙しい人ばかり……
下っ端の俺になんか構っている暇なんて無い。
だから大丈夫なのさ!
そんなワケで断固たる意思の下新魔道車購入の駆け引きを続けて居ると、俺達以外にも客が来店。
そりゃぁ俺達の為だけに開店してくれてるワケじゃないのだから、来店客が現れるのは当然だ。
だが当然では無い事も……
「あら? ジージョ君……君も魔道車を買うのかしら?」
と話しかけられる。
聞き覚えのあるその美しい声……俺は慌てて立ち上がり声のする方に向き直った。
そこに居たのはリューナ嬢!
公表厳禁ではあるのだが、彼女は俺が尊敬するリュケイロム陛下の娘さんである!
美しさもさることながら、その天才っぷりに誰もが驚きを隠せない。
「君も魔道車を?」
「そうなのよ……先日ねホックワルト村に住む夫(予定)の家族にご挨拶をしたのだけど……」
と、俺と話しながらフォンザ(株)の店員に促される様に着席する。
店員も気を遣って近場のテーブル席にしてくれた。
「……って事で、私も魔道車を所有しようかなと思って。お義父さまとお義母さまのとこになら、私だけでも送迎出来ると思うから」
つまりはあまり観光出来なかった義両親の為に、何時でも会いに行ける環境を作ろうっ
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