暁 〜小説投稿サイト〜
リュカ伝の外伝
ディスカウント
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
》』って名前のセダン車を買うと!
だが向こうもプロだ……更なるグレードアップをする様に仕向けるに違いない。

ライデンも覚悟を決めて、持参した『HIT(ヒット)』のカタログに目を通す。
だけど言ってたなぁ……『俺の彼女……赤い魔道車(まどうしゃ)だったら何でも良いよ?』って……うん。
値段に魅力を感じて、当初の予定通りは買い物をしないかも(笑)

上司(ティミー殿下)から『今日はそれ程忙しくは無いのだろ? 仕事(外務省の政務)は午前中だけで、仕事(免許を取得半強要命令)を優先させてくれて良いよ』と通達されており、午後もギリギリまで仕事(免許を取得半強要命令)をしていた。

理解のある優しい上司に恵まれ俺の免許取得もゴールへと一気に近付く。
だから俺は大丈夫。事前に上司(ティミー殿下)に『俺って如何(どん)魔道車(まどうしゃ)が似合いますかね!?』と。

すると殿下は、当時俺が持ち歩いていた魔道車(まどうしゃ)のカタログを熟読し始め、数分の時間が経過してから『この魔道車(まどうしゃ)ならジージョ君に似合うと思う』と選んでくださった!

もう俺に他の魔道車(まどうしゃ)購入候補は存在しねぇ!
万が一その他の魔道車(まどうしゃ)に心移りが発生するのならば、それはリュケイロム陛下が別の提案をしてくださった場合のみ!

殿下も陛下も忙しい人ばかり……
下っ端の俺になんか構っている暇なんて無い。
だから大丈夫なのさ!

そんなワケで断固たる意思の下新魔道車(しんしゃ)購入の駆け引きを続けて居ると、俺達以外にも客が来店。
そりゃぁ俺達の為だけに開店してくれてるワケじゃないのだから、来店客が現れるのは当然だ。
だが当然では無い事も……

「あら? ジージョ君……君も魔道車(まどうしゃ)を買うのかしら?」
と話しかけられる。
聞き覚えのあるその美しい声……俺は慌てて立ち上がり声のする方に向き直った。

そこに居たのはリューナ嬢!
公表厳禁ではあるのだが、彼女は俺が尊敬するリュケイロム陛下の娘さんである!
美しさもさることながら、その天才っぷりに誰もが驚きを隠せない。

「君も魔道車(まどうしゃ)を?」
「そうなのよ……先日ねホックワルト村に住む(ラッセル)(予定)の家族にご挨拶をしたのだけど……」
と、俺と話しながらフォンザ(株)の店員に促される様に着席する。
店員も気を遣って近場のテーブル席にしてくれた。



「……って事で、私も魔道車(まどうしゃ)を所有しようかなと思って。お義父さま(おとうさま)お義母さま(おかあさま)のとこになら、私だけでも送迎出来ると思うから」
つまりはあまり観光出来なかった義両親の為に、何時でも会いに行ける環境を作ろうっ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ