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仮面ライダーギーツ 運命の瞬間
第三十四章

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「大勢だ」
「出て来るか」
「これからな」
「言ったら来たわよ」
 沙羅が前を見て言った。
「ジャマト達が」
「ええ、どれだけいるかわからないわね」 
 鞍馬が応えた。
「これは」
「そうね、数えていられないわ」
「そこまで多いわ、だったら」
「もうね」
「戦いましょう」
「これからね」
 こう話してだった。
 二人共ベルトを出そうとした、浮世達もだ。だがここで五十嵐達が言ってきた。
「ここは俺達に任せてくれるか」
「英寿っち達は先に行けよ」 
 バイスも言ってきた。
「次の世界にな」
「そうしていいか」
「ああ、俺達なら大丈夫だって思うだろ」
「確かにな」
 浮世は微笑んで応えた。
「絶対に大丈夫だ」
「そうだよな、それならな」
「頼む、俺達は先に行く」
「さて、皆やろうか」 
 余裕のある笑顔でだ、元太は自分の子供達そして仲間達に話した。
「これから」
「はい、今から戦いましょう」 
 牛島が応えた。
「皆で」
「アギレラ様、やりましょう」
 オルテカは今もアギレラを見ている、そのうえでの言葉だ。
「これから」
「わかってるわ、さくらいいわね」
 アギレラはオルテカに応えつつさくらに声をかけた。
「今からよ」
「さくら頑張る」
 ラブコフもさくらに声をかけた。
「今から」
「わかってるわ、何時でも行けるわ」
 さくらは二人に身構えつつ応えた。
「私はね」
「大二、何ということはない」
 カゲロウは大二に静かな声で告げた。
「いつも通りだ」
「戦えばいいな」
「そういうことだ」
 まさにというのだった。
「俺達でな」
「そうだな、落ち着いてな」
「戦っていくぞ」
「ああ、やるか」
「一輝やってやろうぜ」
 バイスは五十嵐に強いしかも明るい声で言った、顔も彼に向けている。
「俺っち達が力を合わせてな」
「戦おうな」 
 五十嵐は笑顔で応えた。
「今から」
「ああ、それじゃあ今から」
「皆変身してくれ」
 門田は自分は銃を手にして五十嵐達の後ろから言ってきた。
「俺は変身出来ないがな」
「うん、司令塔を頼むよ」 
 元太が応えた。
「今回もね」
「わかりました」
 門田は礼儀正しく応えた。
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