第百六十一話
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第百六十一話 下着にも凝って
カーミラは起きてからすぐに服を着た、そうしてから優雅に夕食を食べながらこんなことを言った。
「いい下着を着けていると違うわ」
「そうなのですか」
「それだけで違いますか」
「そうなのですね」
「ええ、心地いいのよ」
使い魔達に夕食の野菜スティックを食べつつ話した。
「とてもね。しかも見えなくてもね」
「下着がですか」
「それでもですか」
「脱いでも凄いとね」
「思われるのですか」
「その様に」
「だからいいのよ」
今度はパンを食べて話した。
「凄くね」
「そうなのですね」
「いい下着を着けているとですね」
「心地y9おく」
「見えないですがお洒落になるのですね」
「そうなの、昔からそうよ」
今に限らずというのだ。
「生まれてずっとね」
「下着には凝っておられる」
「そうなのですね」
「そして今は特にね」
まさにというのだ。
「凝っているわ」
「色もデザインも」
「生地もですね」
「下着は服を汚さないだけではないのよ」
その役割はというのだ。
「着心地のよさを楽しんで」
「お洒落でもある」
「そうなのですね」
「だからこそですね」
「ご主人様は凝っておられるのですね」
「着けない選択肢はないわ」
一切というのだ。
「それは着物の時も同じよ」
「確か着けないのでは」
「日本の着物はそうでは」
「違うのですか」
「着方があるのよ」
使い魔達に微笑んで話した。
「それは見てわかるわね」
「あっ、そうですね」
「いつもあれを穿かれていますね」
「そうでしょ、ああすればいいのよ」
使い魔達に笑顔で話した、そしてここでシャンパンを一杯飲んでからあらためてその話をするのだった。
第百六十一話 完
2024・4・28
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