第二十二話 焼肉を食べてその十五
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「チーズはです」
「合いますね」
「はい」
まさにというのだ。
「そう思います」
「左様ですね」
「ワインは」
この酒はというのだ。
「チーズとは切っても切れません」
「そうしたお酒ですね」
「ですから機会があれば」
「チーズで、ですね」
「ワインをです」
「楽しめばいいですね」
「チーズだけでもです」
それでもというのだ。
「ワインは楽しめます」
「そうですね」
「そうだ、ワインは色々なものに合うが」
宵町も言ってきた。
「チーズだとな」
「どんなワインもですね」
「合う、うちの店でもだ」
「はい、ワインはです」
コグレが礼儀正しく話した。
「色々揃えていますので」
「楽しめますね」
「いらして頂ければ」
「それでは今度望と一緒に」
「おや、望君は」
「子供ですね」
「ですから」
「ノンアルコールでお願いします」
これが天知の返事だった。
「望には」
「ノンアルコールのワインですね」
「あるでしょうか」
「勿論」
コグレはにこやかに笑って応えた。
「当店には」
「ではそちらのワインをです」
「望君にはですね」
「お願いします」
「それでは」
「そしてチーズも」
こちらもというのだ。
「お願いします」
「畏まりました」
「その時は」
「これからも大変でしょうが」
天知はこうも言った。
「しかしです」
「僕達はですね」
「苦難にもこうして楽しくです」
「立ち向かいましょう」
こう渡嘉敷に話した。
「同じことをしても悲しむか楽しむかで、です」
「全く違いますよね」
「それなら楽しんでです」
そうしてというのだ。
「向かう方がです」
「いいですね」
「ですから」
それ故にというのだ。
「私達は明るく楽しくです」
「向かうべきですね」
「そうしましょう」
「はい、それでは」
「今は食べましょう」
「焼肉を」
「そして飲みましょう」
こうした話をして今は楽しく焼肉を食べて酒を飲んだ、キングオージャーを加えた戦隊の面々は彼等とそうして親睦を深めていっていた。
第二十二話 完
2024・5・15
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