第二十二話 焼肉を食べてその十四
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「これからはお前もだ」
「楽しめばいいですか」
「お前自身でな、人の幸せを喜ぶことは美徳だ」
ブランエリはゲロウジームのそうしたところは褒め称えた。
「しかしだ」
「自分の幸せも願うことですか」
「そして他の者の迷惑にならないことだ」
こうも言った。
「そうしてだ」
「そのうえで、ですね」
「幸せになることだ」
「そうですか」
「そしてだ」
さらに言うのだった。
「今は食ってだ」
「飲むことですね」
「店にあるものの中で好きなものをな」
「ではワインを頂きます」
ゲロウジームはそれだと答えた。
「そうさせて頂きます」
「そうするか」
「はい、お肉ですし」
ハラミを食べつつ言った。
「赤ワインを」
「いいな、それではな」
「赤ワインをですね」
「飲むことだ」
「そうさせて頂きます」
「お肉に赤ワインって合うのよね」
アスナは実際に赤ワインを飲んでいる、ミノを焼いてそれを食べてからグラスにあるそれを飲んでいる。
「焼肉でもね」
「そうそう、パスタとかはね」
一緒に飲んでいるうりが応えた。
「やっぱりね」
「赤ワインよね」
「ワインだとね」
「それで魚介類だと白」
「そちらよね」
「私お刺身も好きだけれど」
アスナはそちらもと話した。
「その時はね」
「ワインだと白ね」
「そちらよ」
何と言ってもというのだ。
「本当にね」
「ワインだとそうね」
福井は今はビールを飲んでいる、そのうえでの言葉だ。
「魚介類の時は白で」
「お肉やパスタだとね」
「赤よ」
アスナに笑顔で答えた。
「その組み合わせよ」
「本当にそうよね」
「あとチーズだと」
宇佐見はこちらの食べものの話をした。
「どちらでもよね」
「そうよね」
「チーズはどのワインにも合うわ」
「チーズがあったら」
宇佐見はさらに話した。
「ワインのおつまみには困らないわ」
「はい、私もです」
天知は温厚な笑顔で望に焼いた肉を彼の皿に入れて与えながら話した、その動きが実に自然である。
「そう思います」
「博士もですね」
「はい、チーズはです」
「どのワインも合いますよね」
「赤と白だけでなく」
宇佐見に応えて話した。
「ロゼもです」
「合いますね」
「シャンパンにもです」
こちらのワインにもというのだ。
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