第二十二章
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奇遇だなとそれぞれ言おうとしたところで騒ぎとなった、そして三人共無意識のうちに変身したがそのうえでだった。
まずは吾妻がだ、いぶかしむ声で言った。
「何で変身出来たんだ」
「この姿にな、何だこの姿」
晴家はどうかという声で言った。
「一体」
「わかりません、ですが力は感じます」
五十鈴も言ってきた。
「この力なら」
「ああ、あいつ等に勝てる」
吾妻は人々を襲う者達を観つつ言った。
「絶対に」
「そうだな。何かそうしないといけないって思うしな」
「戦いましょう」
晴家だけでなく五十鈴も続いた、そうしてだった。
三人も戦いに入った、彼等はそれぞれの姿で戦っていた。そこに五十嵐達は急行した、そのうえで言うのだった。
「何だよ、これ」
「だからスサノオが何か仕掛けて来たんだろ」
バイスが即刻突っ込みを入れた。
「それでだよ」
「デザイアグランプリでか」
「そうだよ、ただこの連中何て言った？」
「ジャマトだ」
狩崎が言ってきた。
「忘れたのか」
「いや、戦ってる時はあまりな」
「名前を意識していなかったのか」
「そうなんだよ」
バイスはそうだと答えた。
「俺っちは」
「それ位覚えておくことだ」
狩崎は冷静な声で話した。
「名前位な」
「敵のか」
「そうだ、それでだ」
さらに言うのだった。
「ここに来たからにはだ」
「戦うしかないか」
「そうだ、いいな」
「まあそれは覚悟してたしな」
バイスも嫌がることはせずに言った。
「それじゃあな」
「うむ、戦うぞ」
「それじゃあな」
「それでだが」
「じゃあ兄ちゃん変身しよう」
大二は兄に顔を向けて言った。
「今から」
「敵の数は多い」
カゲロウも言ってきた。
「変身出来る者は変身することだ」
「そうね、幸いライダーに変身出来る人は皆いるし」
さくらは仲間達を見回して長兄に話した。
「すぐに変身しよう」
「そう、すぐにしよう」
ラブコフも言ってきた。
「これからね」
「そうだな、皆変身しよう」
五十嵐もまさにと頷いた。
「そして戦おう」
「皆で力を合わせて戦おうな」
バイスは五十嵐に顔を向けて声をかけた、
「そしてな」
「ああ、ジャマトをな」
「倒そうな」
「皆でな」
この言葉と共にだった。
五十嵐も他のライダー達もベルトを出した、そうしてそのうえで変身して敵に向かう。リバイは戦いつつだ。
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