第二十章
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「その通りだよ」
「それでなんだ」
「きっと」
必ずというのだ。
「思い出して」
「そのうえで戦う」
「そうなる、だから」
それ故にというのだ。
「全くだ」
「思うことはないんだね」
「今は彼からの連絡を待とう」
浮世、彼からのというのだ。
「そうしよう」
「それなら」
「今は待機だ」
仲間達にこう言ってだった。
五十嵐達悪魔にまつわるライダーとその関係者達は待つことにした、そして待つべき時はすぐに来た。
桜井は沙羅と共に街を歩いていた、その時に彼は姉に話した。
「変な郵便届いたよ」
「景和も?私もよ」
姉は弟にこう返した。
「どういう訳かね」
「ベルト来たよな」
「ええ」
その通りだと答えた。
「変なね」
「何だろうな、あれ」
「さあ。ただね」
それでもという口調でだ、沙羅は話した。
「妙に気になって」
「取っておいたよな」
「今も持ってるわ」
「私もよ」
こう弟に顔を向けて答えた。
「そうしてるわ」
「姉ちゃんもなんてな」
「不思議よね」
「何にもならなさそうで」
桜井はさらに話した。
「それでいてな」
「何かありそうよね」
「そうしたものでな」
それでというのだ。
「本当にな」
「妙にね」
「手放せなくて」
そうしたものでというのだ。
「本当にな」
「持ってるわね」
「何でかな」
「訳がわからないわ」
実際にそういった顔になってだ、沙羅は話した。
「自分でも」
「ああ、それでこれからな」
「お買いもの終わったしね」
「家に帰って」
桜井は同居している姉に話した。
「そうしてね」
「晩ご飯食べてね」
「降ろ入って」
「寝ましょう」
「そうしような」
「明日もお仕事あるでしょ」
このことをだ、姉は弟に尋ねた。
「そうでしょ」
「ああ、あるよ」
桜井は微笑んで答えた。
「明日もな」
「そうでしょ、明日も頑張る為にね」
「しっかり寝てか」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
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